迷った。 - アニメ/マンガ短期募集

1 山崎宗介
迷った。
うるせえ、多分だ多分。
ちょっと野暮用があって街の方まで出て来たつもりだったんだが、ふと周りを見渡したら自分が人っ子ひとり居ねえ場所に突っ立ってることに気づいた。別に俺ひとりが勝手に迷ったってだけなら時間掛けて適当に歩いてりゃあどうにかなる、そのうち見知った建物なんかも見えて店を閉める頃には帰れんだろ。
だが今日はこの数時間後に、あいつと会う約束がある。予定がねえならどっか泊まるかって連絡もしちまった。『考えとく』──返信がやけに早かったから、あいつなりに楽しみにしてくれてるんだろう。久しぶりのふたりきり、お互いに少しくらい懐かしんだってバチは当たらねえさ。

──で、だ。
ここまでしておいて、約束した相手が来ねえってのは流石にまずいだろ。

迷子って言葉が似合う図体はしてねえし、実際そこまででもねえとは思ってるんだが。これから会うっつう相手の迎えを黙って待つのも気が引ける。どっちにしろ無駄足を踏ませることにはなっちまうけどな。
悪い、凛。迎えに来てくれ。目印は……黒猫が隅のほうで寝てる。ああ、遠くに噴水があった。あんまり動き回るのも良くねえだろうし、あの辺りで座って待ってるよ。じゃあまた後で。

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【PL成人女性、帯(フルネーム、アイコン公式)or捨使用、短期(どちらかが立ち去り次第終了)、PCに沿った暈し有、句読点必須、台詞のみの完～短ロル(進行形、プチ不可)を使った軽い触れ合いまで。初回に不可事項と要望があれば記載】
2018/8/13(月)17:37
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