アニメ/マンガ 短期募集
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1 童＿磨(鬼＿滅)
猗＿窩＿座殿！
ええ！？あ、立ち止まってくれたのかい、あの猗＿窩＿座殿が！いやはや、嬉しいなあ。俺の呼び声になんか絶対に反応しないと思っていたから、諦め半分で……って、おいおい。そんなにすぐ帰ろうとしなくていいだろう？たまには俺と話でもどうだい。別に変な事なんかしないさ、ただ俺は猗＿窩＿座殿と仲良くなりたいんだ。条件らしい条件も無い、ここの決まり事を守れているならそれだけでいい。属性とかそういうのも今は置いておこう。な、難しくないだろう？そんな訳でひとつ、暇潰しにちょっと付き合ってくれよ。

集う信者を導いてあげるのは苦痛ではないし、俺にとっては当たり前の事だ。けれどそんな日常も、幾百と繰り返せば少しずつ色が褪せてくる。早い話飽きちゃうんだよねェ、皆当たり前に感謝して頭を下げてくれるし、そうやって救われる人を見ているのは悪い気はしないんだけど。息が苦しくなるとつい、猗＿窩＿座殿みたいに活きのいい子の相手もしたくなるってものさ。ほら、俺の頭を遠慮なく吹っ飛ばしてくれるのって、君くらいだからさあ。そういうのが許される間柄、……つまり友人！そう、友人との会話を俺は楽しみたいんだ。え？やだなあ、怪しむなよ。本当に友達だと思っているに決まってるだろ？すごく健気で、俺より弱くて、可哀想で、……この気持ちは何だろう！猗＿窩＿座殿を見ると酷く血が踊る！ああ、ああ、どんな顔でもいい。俺は猗＿窩＿座殿の色んな表情が見たい。例えば怒らせた時、……は、いつも見てるけど。喜ばせた時、泣かせた時、照れた時、──猗＿窩＿座殿なら何だっていい、まだ見た事のないその表情、この悲しい程に長い先の時間、全部を使ってでも見たいんだ。おかしいと思うかい？俺もそう思うぜ。

猗＿窩＿座殿と話ができるなら何だって用意しよう。なにが欲しい？大きな屋敷かい？あ、根城はいくら大きくてもいいけど寝床は俺と二人だぜ。鬼のまま何千と生きるのもいいけど、もし猗＿窩＿座殿が望むならずっと先の未来、……早い話、転生した身体で会話することだって構わない。けど、どんな時代でどんな場所であれ、俺は君と仲良くなりたいと思っている事は忘れないでおくれよ。因みに、俺としてはどんなに尻尾を振ってもいつも通り殴り飛ばしてくれる、くらいの気合いの入ったお転婆……じゃなかった！猗＿窩＿座殿が好みだぜ。へ？聞いてない？うんうん、俺が勝手に言ってるだけだから気にしないでおくれ！

面白おかしく会話するも良し、ゆっくりと時間をかけて物語のように二人だけの世界を作るのもよし、何でもない会話に花を咲かせるのも良い。要するに何でも有りだ、もし興味を持ってくれた猗＿窩＿座殿がいるなら、……そうだなァ。特にこれといって書いてほしいものもないから、昨日食べた食料の話でもいいんだけど、……猗＿窩＿座殿の信念を考えるとそれじゃ味気もないし、俺とどんな風にやり取りしたいのか、されて嫌なこと、期間はどれくらいか、大まかに書いてくれればいいぜ。あとは必要だと思う事があれば十分だ。

猗＿窩＿座殿に出会うまでは待たせてもらおうかな。どうか俺の声が届きますように。

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