アニメ/マンガ 短期募集

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1 煉/獄/杏/寿/郎
最期の日を(生存if)
提供/炎
募集/鬼
※結末に死表現有、注意


煉/獄/家に生まれた以上───鬼狩りとして、炎/柱として責務を全うする事は至極当たり前の運命。鍛錬を積みながら、当たり前に死を意識して生きてきた。
無闇に死にに行く訳ではない。
しかし、優先すべきは自らの命ではない。隊士であれば人を守る為に命を落とす事など何ら当たり前の事だという話だ。

俺はあの日、命により行方不明の隊士の捜索に無/限列/車へと乗り込んだ。
そして夜明け、鬼との戦いに敗れた。


同行していた隊士の彼等へは勿論、柱の者達へも
「煉/獄杏/寿郎は死亡した」
と告げられていた。──告げてくれ、と頼んだ。
負傷箇所は多かったが、貫かれた鳩尾が致命傷だった。穴が空いているんだ、当然の事といえば当然なのだが。一命は取り留めたが、“呼吸”を使用する『隊士』としての命は終わった。それは剣技を極めんとして来た、隊士として生きる事しか知らない俺にとって、死と同じだった。

怪我の措置が済み最低限動ける様になった後、お館様の厚意で人里離れた小さな寝屋に住まう事になった。生活に必要なものは隠が届けてくれていて、何一つ不自由な事は無かった。
しかし、命を繋いだと言えどそれは少しの延命に過ぎず、日々憔悴していく身体に生きている意味を何度も唱えた。何故こんな身体になってまで生きているのか。何の意味があるのか。考えれば考える程、自分が滑稽に思えて堪らない。そんな毎日を過ごしている。

俺に遺されたのは、死までの数日。


俺から「君」へ向けた言葉は此処までだ。
始祖の力なのかは知らんが、鬼は柱の気配が分かるのだろう。俺の居場所も直ぐに探し出せる筈だ。

君から声が掛かり次第鍵を渡しに来よう。


(死亡後相性次第で現代転生継続可能)

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