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1 創作男
まずは一往復。
そうしてまた一往復。これを繰り返していこう。……うん？意味がわからない？確かにこれだけだと情報が足りないね。少し特殊なやり取りとなってしまうけれど、君が興味を持ってくれることを願ってもう少し詳しく話していくとしよう。聞いてくれるかい？

私がやりたいのは、一往復を繰り返していくやり取りだ。一往復終わって、それでもまだ話したいと思えば返事をする。しかし相手が返事をする必要はない。何故なら一往復が目的だから。相手にとって直前の返事で一往復が終わっているかもしれない、という認識を持ってさえいれば、仮に返事が来なくとも気にはならないだろう？元より一往復のやり取りなのだから〆の挨拶をする必要もない。
もしももっと話したいと思うのなら翌日もその先も返事をすればいい。けれども一往復が目的だということを忘れてはならないよ。急に返事が来なくなっても「ああ一往復が終わったんだな」と思える精神が大切だし、返事が来たからといって自分も返す必要があるという考えは不要だ。……言葉にするといささか繋がりが希薄で寂しい関係のように思えてしまうかもしれないね。しかし裏を返せばお互いに相手への興味と熱量を持ち、相手の言葉を求めるがゆえに縁が続く親密な関係を築ける可能性もある——そう思わないかい？

少しばかり説明が長くなったけれど、私の望むやり取りは了解出来たかな。もしも君が了解した上で賛同出来ると言ってくれるのなら、是非とも私の話し相手になって欲しい。
条件と言える条件は『この場の規約を守っていて、ぽいで話せる創作の男であること。そして一往復のやり取りであることを了解していること』、これくらいだ。帯は退室というハッキリした終わりが見えてしまい、尚且つ相手が部屋に残ったままだと返事を期待してしまうだろう？だからこそ繋がっているのかいないのかわからないぽい、つまりメールを使いたいんだ。ぽいが送受信可能ならGなど別のアドレスでも一向に構わないよ。
……ふむ、そうだな……会話だけでも描写有りでも構わないが、一切のプロフィールを明かさない、と制約を設けておこうか。なにも知らない相手に興味を持ち、知ろうとする欲求は会話の取っ掛かりになるだろう？種族、嗜好、目的——そういったものは自由にしてくれていいとも。ただしお互い初対面であり敵対するものではない、という約束を守って欲しい。和気藹々と歓談に興じるのなら必要な約束だからね。

おっと長話に付き合わせてしまったな。君が興味を持ってくれていたらいいのだけれど。
さて、最初のメールにはなんて書いてもらおうか。会話と描写のどちらを望むかは必須として、残りは自由としてしまおうかな。ふふ、困ってしまうかな、それとも意気揚々と書き綴ってくれるかな。……あまり困らせてしまうのも本意ではないから、最低限の必要事項として会話希望なら簡単な自己紹介、描写希望ならお望みの場所で「すみません」と声を掛けられた描写も用意して欲しいと言っておこう。
最後に一つ、取っ掛かりを残すよ。私は『人間とは違う種族だ』。……それでは、楽しみに待っているね。

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2 創作男
今日も一日お疲れ様。冷たい空気が未だ冬を引き留めているせいでひどく冷えるね。凍えずに過ごせたかい？私は海の見える場所に居るんだが、水平線が赤く染まり、燃えているかのように揺れる海面の美しさに思わず見入ってしまったよ。もしもこの場に君が居たら、壮大な夕暮れの景色を見てどう感じただろう。気になってしまうね。

追記にて〆ることを宣言する、あるいは削除するまでこの募集は有効だ。日が経っていても気にせずメールしてくれて構わない。どうにも相性が悪そうな人や趣旨を理解してくれていない人以外には何人と定めず返事をするつもりでいるけれど、そうするとどうしても返事が遅くなってしまうと思う。なにせ私の脳は動きが鈍いものだから、働かせるのが大変なんだ。だから返事がいつになっても、それこそ翌日や翌々日になっても構わないと言ってもらえたらありがたいな、と……あはは、流石に遅すぎるかい？なるべく早く返せるように努力することは約束するよ。

——見ず知らずの君と、まずは一往復。
細い縁の糸を何度も巻いて、いずれ太く強固なものとなる日を夢見て。

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