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1 三/日/月/宗/近文を通じて、拝啓
歳晩の候、東へ西へと忙しなく駆け回る僧侶もあと僅かもすれば腰を落ち着けて一服の茶でも啜るのだろう。此方の本丸は今や椿に先駆けて山茶花が盛りだ。赤、白、薄紅と色付く花弁は大層美しく、縁側を通る者の目を一身に浴びている。お主にも此の見事な花を見せてやりたいとは思いつつ、文とあらばそれも叶わぬこと。然らばせめて情景だけでもと筆を執ってみたが、さて。
この手紙が何処へ届くのか、誰の手に渡るのか、抑も誰にも読まれずに地へと還るのかは神のみぞ知るところ。ただ、願わくば、乱舞する火の粉より生まれし刀や剣の一振りであればと。…お主は筆を握ったことがあるだろうか。刀の柄よりもうんと細いそれを顕現したての俺は幾本も折ったことがある。皆初めは戸惑うことだろう、それ故に字の巧拙、表現、文の形式は問わぬ。お主らしく綴った文字であれば、俺は其れを幾度も目で指先でなぞりながら想いを馳せよう。…とは言え、未だに偶に筆を折ってしまう俺もひとのことを言える立場ではない。文字が綴れぬ時もあろう。その時は春には桜の蕾を、夏には海で拾った貝殻を、秋には赤い紅葉を、そして冬には雪の結晶を送ってみようか。
さて、硯の墨も無くなりつつある。お主からの応えが届くのであれば万屋へと買い足しにいかねばならぬ故、そろそろ筆を置いて出掛ける支度をしよう。縁があるのなら次は箸を折った話でも綴ってみよう。
敬具
【約束事】
一、手紙形式に即したやりとり(描写不可)
二、一日一往復から
三、刀派、属性、恋仲不問
四、宿使用のこと(此方ぽ/い使用)
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