妖たちの街(微特殊)

1 十龍之介(i7)
妖たちの街(微特殊)
　
＜条件＞
＊規約厳守
＊空咎設定のためイベスト読了
＊ぽい、帯使用
＊世界観、雰囲気を大事に出来る
＊台詞含まず50～200字程度(こちらは増加可能性あり)
＊三日～一週間、途中打ち切りは白紙等のアクション必須
＊描写内外問わずきちんと句読点を使える

＜提供→募集＞
空咎より蛟、英(リバ)→同世界より属性不問で英、蛟最優遇の刀衆、妖怪

辻斬り事件も落ち着いたし、早く幻界に帰ろうと思ったのだけれど……ふと、懐かしくなってしまった。私が幻界に腰を落ち着けるようになる以前、人間たちと共に在った頃。言葉を交わし、願いを叶え、眩しいくらいまっすぐ短い人生を謳歌していた人間たちを見守る…そんな時代も、あったなあと。
幻界に棲んでいることに何の不満もないけれど、久しぶりにみんなと過ごしたいと思ったんだ。さすがに何日も留まることは難しいが、数日くらいなら灯影街で過ごしたって問題はないだろう。だから…少しの間、君の隣にお邪魔してもいいかな？大丈夫、力の弱い子たちも今は気を遣って離れた場所にいるから、君に迷惑はかけないよ。他愛のない話でも、軽い触れ合いでも、君の望むままに。…ふふ、かつて叶える側にあったせいかな、どうにも望みを叶えることばかりを考えてしまうね。それはそれで楽しいから、全く構わないんだけど。

あいにく最初から恋仲で、との望みは叶えられない。これでもそういう触れ合いは好きな方なんだけど…今は仲を深める過程も楽しみたいんだ。恋い慕う者の言葉や行動に一喜一憂する、そんな甘い心の動きを楽しんで、想いが通じた幸せに歓喜して…それから密事に耽るのもいいんじゃないか？そういうわけだから、色恋を混ぜるのならどちらかの片想いか双方の片想いで頼みたいな。

仲裁役としての役目も終わった。今の私は蛟というただの妖怪でしかない。そんな私としばらく共に過ごしてくれる優しい者がいるのなら、声をかけてくれ。その際には双方の名前と関係、されたくないこと、希望の期間、何を使って話すか、その他希望などがあればそれも添えて、最後に私に呼び掛ける描写を頼みたい。部屋で話すつもりならどちらの部屋でも構わないが、私に鍵を求めるならその旨を一言伝えてくれ。
返事は相手を頼む者にだけ、三日以内に送ろう。拙い言葉ではあるが、誰かの琴線に触れていると嬉しいな。気長に待っているとしようか。
2019/12/7(土)20:35
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2 十龍之介(i7)
瞬く間に流されてしまったな…水の中は得意だけど、文字の海には慣れていなくてね。溺れてしまう前に浅瀬へ移動するとしよう。
私たち妖怪にとって数日は一呼吸吐く程度の、ほんの刹那でしかない。でも限りある命を精一杯生きる人間にとってはきっと、とてもとても大切なものなんだろう。だからこそ私の戯れに付き合う時間はないのかもしれないけど……そこをなんとか、なんて頼んでみたら、折れてくれたりしないかな。…と、あまりにも懐かしくて人間との仲ばかり考えているけど、付き合ってくれるのなら妖怪の仲間でもとても嬉しいよ。あまり気負わず、二人で酒でも飲み交わそう。
声をかけてくれる時は最初の呼びかけから。締めると残すまでは灯影街に留まっているから、気軽に呼んでくれるかな。のんびり散歩でもして君の言葉を待っているよ。
2019/12/9(月)9:40
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3 十龍之介(i7)
とてもまっすぐ、真摯に私を呼ぶ声が聞こえた。
ありがたいことだ。私にとってはささやかな、けれど人間にとっては大切な数日を共に過ごすことを許してもらえたんだから。絡めた縁の糸はゆっくり、丁寧に編み上げよう。そこに何が描かれるのか……今から楽しみだ。
呼んでくれた優しい声に感謝して、ここは締めるとしよう。返事が出来なかった君はごめんね、またの機会があればその時に…私の雷を受ける覚悟が出来ているのなら、話をしようか。……ふふ、冗談だよ。
これにて散歩はお仕舞い。拙い言葉に目を通してくれてありがとう。
2019/12/11(水)20:55
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