短期募集
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1 碓氷真澄兎は直ぐに死ぬ。好きな奴と別れて早数ヶ月、…俺の世界はアイツ中心に回っていたんだ、と嫌でも痛感する。お早う、お休みと声を掛け合って、触りたい時は指先を繋げて、他愛も無い会話をして。別に性欲も無いし、お互いが欲しい時に温もりを求めて手を伸ばし、相手の傍に居て、時々ぽろっと好きだと零す。そうしたら稀に俺も好きだと言って貰えて、…それだけで俺は嬉しかった。だけど、気が付けば柔らかな日差しと暖かな風が、花粉と共に俺の元に春を運んで来る。暦と気温だけ、早々に俺の事を置いて行く。待って、なんで急に暖かくなってんの。もう三月なの？……ぽっかり空いた穴を埋めて欲しい、こんなに寂しがりだったなんて思いもしなかったから。
内容
寂しがりに体温と優しさを分ける仕事
報酬
代わりにアンタの願いを三つ叶える
条件
背後23歳以上女性／帯使用／文末句読点必須／属性不問(此方右寄り)／完フリー／期限は三日から一週間
提供
咲也、真澄、綴、万里、紬、誉、密、監督
募集
至、千景、十座微優遇、花持ち劇団員（但し紬指名の万里はやや冷遇）
何が言いたいって、暖かくなって来てもやっぱり一人で寝るのは寂、…つまらない。退屈だから、誰かと一緒に寝たい。アンタの体温、寄越せ。アイツの事を引き摺ってる訳じゃない、ただ、愛しいって気持ちとか、好きだって言葉を誰でも無いアンタにぶつけたくなった。久し振りに、甘くて優しい雰囲気が恋し、…欲しい。お願い、暫くの間俺の事好きで居て。大事にするから、触らせて欲しい。
長くなった。気にしてくれる奴がもしも居たら、アンタの名前、誰を指名するのかを忘れずに。あと部屋の招待状はあっても無くても良い。飼ってる兎が死ぬ前に、会いに来て。
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2 有栖川誉ふむ、…可笑しい。一通も連絡が届いていないようだ。この有栖川誉こと天才が、記事を上げさせて貰うよ。
真澄くんの投稿文を見ると随分思い詰めているようにも見えるが、ワタシとしては新しい出逢いに期待をしているのだよ。春、それは出逢いの季節。新しい人との出逢いにより、何かが変われば良い、そんな期待を寄せていてね、…あわよくば誰かと恋仲のような優しい関係を築きたいと思っているよ。……ハッ、閃いた！暖かなウインド、落ち着いたマインド、二人で一緒にハッピーエンド！〜♪
まあ、そんな訳で少しでも気になった其処の君、気楽に声を掛けてくれたまえ。美味しい紅茶を飲みながら、ゆっくり話をしてみよう。未だ見ぬ君との巡り合わせを楽しみにしているよ、では。
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