短期募集
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1 朔/間/零(enst!!)アイスコーヒーをホットで無性に誰かの声を聞きたいとは思うのに、その『誰か』に何を求めているのか、我ながらいまいち判別のつかぬ時がある。ただ傍に居て、他愛のない話をしていたい気もするし、……それだけでは物足りないから、おぬしを抱き締めてぬくもりを感じたい気もする。もう随分と前から、心の隅にごく小さな風穴があいているようで、……これが厄介なことに、手探りしてみても、自分では穴の位置すらわからない。適当に紙屑でも詰めておいてもいいんじゃが、ほんの少しだけ── 一晩でも、週が明けるまででも、我輩におぬしの温度をくれないか。物理的に触れるだけでなく、おぬしがくれる言葉、仕草、……そういう他人のあたたかさに飢えているのやもしれん。とはいえ、本当に慕う相手に向けるような『温度』が欲しいなんて、そこまで我儘なことは言わんよ。ウソでいい、だから『アイスコーヒーをホットで』。
これを読んでいるおぬしの毎日は、どんなものじゃろう。滞りなく過ぎていって、日々に不満を抱くこともなく、満たされているかや。それとも、どこか物足りなさを感じているじゃろうか。もしも、おぬしにも心にあいた穴があるならば、我輩がひと時それを埋めよう。満たされているなら、…そうじゃな、人間に飢えた吸血鬼に餌でもやりにくるつもりで来て貰おうか。
・帯
・募集:不問
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