短期募集
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1 傭／兵(i／d／V)寒さ布団に包まっても、足先から冷えて中々芯まで暖まらない内に、夜毎眠気を逃す。寒さ、加えて疲労感。慢性的に繰り返されるゲームにはもう慣れているが、この場合指しているのは内面的なもの。頭が心の大事なネジが外れて失くなったのか、他愛ない世間話や上辺だけの愛の交歓に食傷を起こしている。
手っ取り早い言い方をするなら、余計な話を抜きにした温もりを求めている。ただ誤解させないように言っておくと、セフレじみた擦れたやり取りは望んでいないし、直截的な言い回しになるが完や設定を重んじたい訳でもない。同じように寒さを持て余しているだとか、独り寝に慣れないだとか、暇つぶしだとか、俺の元へ来る理由は不貞以外なら何でもいい。余計な詮索も言葉の駆け引きも、腹の探り合いや口説き合いもいらない。話したくないことに口を開かなくていいし、聞きたくないことは無理に興味を持つ必要はない。会話に花が咲かなくたっていい、極論無言だって構わない。例えば瞳の光の入り方、視線のゆらめき、指先の動きや力の篭もる腕、言葉がない分だけ雄弁に温もりを分かち合いたい。名前のない関係を只管に望んでいる。
上記の雰囲気を何となくでも理解して同調してくれるなら、多くの制約は設けない。背後が齢20を超えた女性であること、帯でのやり取りができ、募集の主旨上独り身であればそれで十分だ。早寝すぎなければ眠りに就く時間が乖離せずにやり易いとは思う、必須の要素ではない。描写数、期間、加えて継続の有無、その他思いつく限りの希望は呑むし、何もなければ都度相談でも対応する。提供は右の俺のみ。条件を満たしていれば性別と陣営を問わず誰でも募る。衣装の指定があれば承るが、何を纏おうと俺がこのような調子なことに変わりはない。どのような言葉を交わすことになるか定かでないが、極端に背後の探偵を透過させる言動は不可。あとの縛りは敢えて設けない。ここまで飽きもせず目を通しているなら、先までの説明で大体の要素とやりたいことは掴めているだろう。
必要に感じたことを綴って手紙を頼む。張り切って長ったらしく、堅苦しく書く必要はない。迎えに行った際に改めて鍵は渡すつもりでいるが、俺の部屋は嫌ならそのまま付けて来てくれれば向かうようにするよ。
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