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1 朔/間/零(e/n/s/t)

慕う相手を『太陽』と喩えることがあるが、我輩にとって太陽は天敵。冬の晴れ間ならまだしも、今時分の太陽とはどうもお近づきになれそうもない。……星くらいささやかな光ならば、眩しさに目を焼かれずに、飽くことなく見ていられそうなんじゃがのう。


北極星、と名のつく星があるじゃろ。春も、夏も、秋も冬も、……殆ど位置を変えずに、夜空に浮かんでいる星じゃ。灯りの乏しい時代、旅人たちはその星を頼りに夜道を歩いていたらしい。道に迷い、行き先が分からなくなった時でも、夜空を見上げれば北極星が見える。地図を読むには心許ない光だが、それを頼りに進めば必ず目的地に辿り着ける、と。……隣で浴びるならば、そんな優しい光が良い。まあ、件の星は太陽の四十倍以上もある、大きな大きな星らしいんじゃけども。


おぬしなら、慕う相手を何に喩える?……やはり、太陽じゃろうか。それとも、星よりも一際明るく闇夜を照らす月かのう……?……星に喩えるというのはあまり聞かない話じゃし、夜空に無数にあるものの一つに喩えられても、さして良い気はしないかもしれんが、……我輩は、その『星』が欲しいんじゃよ。……有り体に言えば、身を焦がす恋よりも心穏やかな時間を過ごしたい。おぬしに眠れぬ夜があれば、我輩が寝物語でもしに行こう。どうしても寂寥に苛まれる時は、……我輩ので良ければ、腕でも胸でも貸し出そう。その代わり、我輩がどうしても人恋しくなってしまった時は、おぬしの声を飽きるほど聞かせてくれるかや。……なあに、そう身構えなくとも他愛のない話で良いんじゃよ。見上げれば、いつもそこにある北極星のように、ほんの一週間だけ、……安寧の時間を注いでくれれば、それで。


我輩は、おぬしにとってどんな存在になれるじゃろうか。太陽でも、月でも、我輩が喩えたように星でも良いが、……折につけてふと眺めたくなるような、そんな存在になれたら良い。


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