短期募集
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1 三／日／月／宗／近(刀／剣)
歌人にはなれない
※捏造設定有り

すぐれた歌人は耳や鼻がひとよりよく利くと言う。
豊かな五感に豊かな感性が重なることで、より緻密な写生と幽玄を歌に込める事ができるのだろう。
審／神／者なるものの術によって実体を得たは良いがこの身体にはどうやら欠陥があって、五感のうち嗅覚が十分に機能していない。だから俺には金木犀の香も、夕餉の旨味が放つ香も実のところよく分からない。分からないが、敵方を懲らしめるにあたっては大した遅れとならず、闘う為に望まれてここに在る身としては、すぐれた歌人になれずともよく切れる刃物として役割を全う出来るのならばさして問題とも思わずにここまでやってきたのだが。
お主だけが確かに花の香りがする。不思議だな。

お主がこちらに顕／現されて以来、香気が肉体に齎す作用の強さについて驚かされる事が多くなった。俺にとっては周囲が殆ど無臭であるせいか、お主の香りなら姿が見えずとも匂いで分かる、その精度ときたら一里先でも嗅ぎ分けてしまえそうだ。
だから初めて嗅覚に刺激を受けた際はその強烈さに激しく咽込んでしまい、涙まで滲む始末となりなんとも無礼極まりない振る舞いをしてしまった。詫びを入れたいところだがあまりに匂いが強すぎる為に近寄り難く、この鼻が馴染むまで数ヶ月が経った頃、ようやっと同じ座敷に居合わせたとしても噎せる事が無くなった。
初日の非礼を詫びる態勢が整ったというわけだ。
場面はお主を酒席に誘うところから始めたい。

＜条件＞
・字数200字〜300字
・期間は描写中で夜が明けるまで
・閨事を含まない為属性不問
　※双方合意の上継続の際は応相談(当方刀)

＜提供・募集＞
提供は俺のみ、
募集は見目が青年と思しき男／士

＜連絡＞
・希望の組み合わせ
・希望の連絡手段(捨宿/帯)
・他事前確認事項(なければ省略)

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