短期募集

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1 三/日/月/宗/近(刀/剣)
涼みに行こうか
この暑さでは、思考までもが溶けそうになるな。
昼は蝉の声に包まれ、夜は風鈴が微かに鳴る。
縁側に腰を下ろせば、冷やした茶の香りがふっと鼻をくすぐる。
そんな夏の片隅で、今日も風の行方を見送っている。

この季節はどこか心が緩む。
高く澄んだ空に入道雲が湧き、夕立の音に心をゆだねるとき、時の重みが、ほんのしばし軽くなる気がするのだ。

お主は、いかがお過ごしか。
喧騒のなかにいても、静けさの中にいても、
こうして言の葉を拾ってくれたのなら、それだけで嬉しい。

さて、表題のとおりだが――涼みに行こうか。
扇を片手にぶらりと歩くのもよいし、石畳の温もりを感じながら川べりを流す風にあたるのも悪くない。
思いつくまま、ふたりで涼を探してみるのも一興だろう。

姿は問わず、ただ、気の向くときにでも、ひとふで返してくれれば、それで十分だ。
この夏の一隅、言の葉を手に、涼やかに巡る縁があればと願っている。
[記事の有効期限(〇月〇日迄/削除する迄/〆切る迄/本文参照/等)]
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