短期募集
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1 抜/丸(刀/剣/乱/舞)お教えください。※動物を殺める描写あり※
どうして雀を殺してはいけないのでしょう。羽ばたく音がしたのです。風が揺れ、枝が撓んだのです。そのひと息を、禿は斬りました。血はこぼれず、ただ、小さき体が、地に落ちました。それだけのことでした。
けれど、それを見て、ある者は悲しみ、ある者は眉をひそめました。禿は、何もわかりませぬでした。なぜ、止めねばならぬのでしょう。どうして猫を殺してはいけないのでしょう。しっぽが揺れたのです。まるで揚羽蝶のように。陽のひかりを受けて、毛並みが金糸のように輝いておりました。それを、斬りました。命は、静かに絶えました。けれど、それを見て、誰もが怒り、禿を責めました。禿は、ただ、整えたつもりでございました。乱れたものを、正しただけに。けれど、どうやら、それは、いけなかったらしいのです。
どうして人間を殺してはいけないのでしょう。主さまに仇なす者であれば、禿は斬ります。主さまに仇なさぬ者であっても、命じられれば、斬ります。けれど、命じられぬ時でも、声がうるさかったから。手が動いたから。足音が気に入らなかったから。そんな理由で斬っては、いけないのでしょうか。禿には、よく分かりませぬ。雀と猫と人間の命に、違いはあるのでしょうか。皆、動いて、息をして、いずれは死ぬものにございます。
禿は、平家の落胤。かつての栄耀、すべては流れ、沈み、消えてゆきました。命は皆、そうして終わると、壇の下で知りました。ならば、それを少し早めることが、なぜ咎となるのか。どうして、主さま以外の者に、禿の刃を咎める資格があるのでしょう。それでも、皆は言います。「殺してはいけない」と。禿には、それが、まだわかりませぬ。わからぬまま、今日も風が揺れます。
羽音がします。陽が、命を照らします。けれど禿は、主さまが黙しておられるかぎり、斬りませぬ。主さまが眉を寄せれば、それは悪と知りましょう。主さまが笑えば、それは善と呼びましょう。禿にとって、命の重さは、主さまのひと声より軽うございます。だからどうか、教えてくださいませ。命を、斬ってよい時と、斬ってはいけない時の、境を。禿は、それを知りたいのです。主さまのために、生きて斬るために。
条件
・旧成人済みの女性審/神/者。
・完メイン、半は相談など。
・帯を使用可能。
・描写は50から上限なし。小説ロルを許容できる。
・属性刀。
・小説ロルを許容できる。
・トラブル防止のため、フリー。
・期間三日から一週間。
*相性次第で継続可。
・打ち切り時、退室。
禿は、顕現したばかりにて、未だこの世の善悪というものが、よう、わかりません。命を奪うことが咎であるのか、それとも、ただの流れであるのか──それすらも、定かではないのです。ですから、あなたが殺してはいけない理由をお教えくだされば、禿はその言の葉を、刃よりも深く胸に刻みましょう。けれど、あえて教えずとも、かまいませぬ。禿善きも、悪しきも、享受いたしましょう。
提供
・抜/丸
募集
・短/刀を除く、刀/剣/男/士。
特に贔屓はありませぬゆえ、ご安心を。
サンプリングシチュエーション
誰かが手折ってきた凌霄花。その花びらが土間に零れ落ちる。抜/丸は、それを丁寧に拾い集めてた。
「このように、命は散ります」
そしてふと、指で千切る。
「斬れば、散る前に終えられます。どちらが慈悲なのでしょう」
それでは、あなたの提供なさってくださる姿、初回描写、萌萎えを認めた後、鳩を。質問だけでもかまいません。何卒、よろしくお願いします。
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