短期募集
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1 フ/ァ/イ/ノ/ン(hsr)目が覚めたら、そこは永夜の帳に包まれた、小さな村だった。この聖都に在って、尚も褪せない記憶がある。雲石市場で駆け回る子供たちに、こう問われたことがあるんだ。「フ/ァ/イ/ノ/ン様が来ると、どうして小麦の良い香りがするの?」ってね。たまたま持っていたキ/メ/ラ/ク/ッ/キ/ーがポケットに入っていたお陰で、その時は事なきを得たんだが…子供たちの笑い声が遠くに駆けていった時、望郷さえ叶わないことに一種の侘しさのような…なんだろうな、瘡蓋が少しだけ疼くような、そんな感覚を得たんだ。聖都に立ち思うことは…使命や責務、この両腕に預かる、恩師や戦友たちに託された命運のこと。かつて平凡に暮らしていた僕が、それを背負っていくことの意味を、ずっと自分に問い掛けている──なんて、こんな話を君にしたのは、これが初めてだったね。実は、夢を見たんだ。故郷の景色、匂い、肌を撫でていく風に含んだ湿度まで重なった、夢境と呼べるような場所だった。
今日ここに来た君は、そんな夢の中に僕と入り込んで、ともに過ごしてくれる「誰か」となっている。夢から覚めたらそこでお終いだけれど、もしその後もともに過ごすことを願ってくれるなら、起き抜けの君の顔を見せてくれたら。素敵な夢だったと擽り合うように、その続きを語るのもいいね。
提供:フ/ァ/イ/ノ/ン
募集:黄/金/裔、開/拓/者(男女不問)、キ/ュ/レ/ネ
媒体:帯(招待はこちらから)
描写:なし〜200程度(行動かわかれば)
期間:一区切りするまで(継続要相談)
これまで語ることを避けていたのは、きっと僕が…後ろを振り返ることを、避けていたからなんだろう。創/世の神を広く信仰する人々は、口々にこう言った。暗/黒/の/潮に打ち勝ち、ケ/フ/ァ/レはもう一度天地を切り拓くと。苦難の果て…そこに導く救/世/主として、決して振り返ってはいけないんだ。だけどもしこれが夢なら、少しの間浸ってもいいかな。大好きだったあの風景を、君とともに見たいと思った。地平線すら遠くに映える一面の麦畑で、君を待っている。
[記事の有効期限(〇月〇日迄/削除する迄/〆切る迄/本文参照/等)]
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