ゲーム 一日限定

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1 有/栖/川/誉
深い群青と月。
カレンダーは春を示すというのに、窓の外と気温を見れば未だそれには程遠い。麗らかな陽気と共に一節…と行きたいところだが、この外出自粛が出ている限りその春にさえも触れる事がままならない、…なんて悲劇だ。然しこうして悲観に昏れていては何も起きないのでね、詩興が湧く様な刺激的な出会いを求めているのだよ。勿論、ただの雑談でも構わない。淡々とした日常にこそ刺激を見出し色を添えるというのが詩人の役目のひとつだろう?それに、自分とは違うまた別の瞳から覗いた世界を少しでも知れるのなら、それだけで刺激的な物になるのだよ。…と、こうしていては長話は辞めてくれと怒られてしまうね。さて、簡潔に言うならば私と言葉を交わしてくれる人を探しているのだよ。その内容に制限等は設けず、例えば今日の夕飯の話だったり、明日の予定の話だったり、取り留めのない話を出来たらと。設ける条件は四季を二十回以上巡り、私と話したいと、そう思ってくれる人なら誰でも受け入れよう。ああ、それでもこの屋根の下に住む劇団員に限らせて貰うのだよ、互いに外出は勧められたものでは無いからね。呼び付けてしまうのは偲びない。それと、残念ながらこの天才を相手にするのは気が引けると言うのなら、密くんと至くん、綴くんも談話室で見かけたので希望と言うなら呼んで来よう。…この位だろうか、あまり長くなってもいけないのでこの辺で終幕を。連絡はLIMEに、鍵はあっても無くても良いのだよ。それでは紅茶でも飲みながら待っているよ。

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