──。 - ゲーム一日限定

1 朔間零
──。
ふぁあ、…ふ。おはよう、──と言うには、ちと遅すぎるかや。斯様な時世じゃもの、撮影やら会食などの予定がすべて消滅した挙句、どうしようもない退屈さに喘いでいる者もなかにはいるじゃろうて。斯く言う我輩も、近頃はもうベッドから起き上がる理由すら見つけられずにおってのう……？いや、まあ、元来引き籠もりがちである我輩からすれば、以前までとそう変化はないのじゃけれども。今日も今日とて、せめて陽が落ちるまではと惰眠を貪っているうちに、もうすっかり夜の帳も落ちてしまった。夜闇の魔物らしく、今宵も暗闇から顔を覗かせたものの……やはり、どうにも暇を持て余しているのじゃよ。──そこで。少しばかり、おぬしの手を借りたい。……なあに、心配せんでも悪さなんぞせんよ。老骨の与太話に付き合ってほしい、ただそれだけじゃて。退屈しのぎに、寝物語のひとつでも聞かせてやろうぞ。とはいえ、この心地好い微睡みのなかへおぬしごと引き摺りこみたい──というのが、我輩の本音。はてさて、どうなるのかは実際に来てからのお楽しみ。なんにせよ、暇潰しにはなるじゃろう？興味があるのなら、我輩がうっかり寝直してしまわんうちに声を掛けにきておくれ。

□条件：規約遵守／！、！！共にアプリ知識有り／属性、描写不問
□提供：朔間零、月永レオ、天祥院英智（募集：卒業生のみ）
2020/4/25(土)22:52
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