ゲーム 一日限定

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1 朔間零
退屈。
近頃の寒暖差のせいだけではなく、低気圧にもまんまと当てられた末、ようやくと夢から抜け出せたのはこの時間になってから。そうして気怠さの残る微睡みのなか、──ふと、思ったのじゃよ。もったいない、と。こんなにも無駄で、退屈で、なにもないまま一日を終わらせてしまうのは、我輩としても本意ではない。ならば、どうするか。……うむ、うむ。こたえはひとつ。今宵の獲物を探しにいくしかあるまい?遅くまで起きている悪い子は、こわ〜い魔物に捕まってしまうのだと、我輩直々に教えてやらねばならんし。……なあんて、…くく、冗談じゃよ。冗談。ただ相手になってほしいだけじゃて、突然噛み付いたりなどせんので安心しておくれ。こんな老骨の我儘に付き合ってくれるのなら、おぬしの仰せのままに振舞おうぞ。今宵のふとした偶然から生まれるものが、我輩たちの間にあるかもしれないことを──……小指の爪の先程度には、祈っておるよ。

条件:媒体帯、初回招待必須、描写使用時100〜
提供:零、渉、紅郎、薫(募集不問)

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