捨てられない手紙を - ゲーム一日限定

1 納／棺／師
捨てられない手紙を
なぞっては捨てようとして、できなくてそっと仕舞い込む。流行病のせいか大きく生活リズムが変わったこともありこの時間になっても眠れない。困る、というほどではないのですが独りの時間が増えると考える時間も増えるもので。最近は昔頂いた手紙を見返しては今は無いあの時の空気と言葉に焦がれるばかり。
稚拙な言葉遊びに見えるそれが実はとても楽しくて、仕方が無かったんだと今更気付いたところで遅いのだけど。
今から僕は眠りに着く準備を始めるから、すぐに返事は出来ないかもしれない。起きてからでも、気が向いた時にでも、一度おやすみなさいを伝えるまで同じ時を過ごしませんか。
長くても短くても言葉を綴るのが苦ではない方が好ましい。……僕だって話したい夜はあります。それはどちらかと言えば日常的なものではなく、例えば月が綺麗だという言葉への返し、例えば、今僕らのいる世界が明日で終わるとしたら、なんてくだらなくて中身のない、そうして響きだけは綺麗な言葉を吐き出したいだけ。男性でも女性でも構いません、同じ荘園の方でも、そうじゃない方も。そうじゃない方は、軽く紹介もつけて頂けると助かります。対応できそうであれば同じ世界に控えているものを出しますし、そうじゃなければこのまま僕が。大切なのは姿形ではなく紡ぐ言葉ですから。話しやすい姿組合せ等が有ればご相談下さい。
結局は昔を懐かしんで後を追っているだけど言われてしまえばそれまでなんですが、本来人の紡ぐ言葉を聞くのは嫌いじゃないんです。久しく触れていないだけで。
やりとりは手紙と帯、何方でも。手紙の場合はいつでも捨てられるものを用意する予定です。部屋の鍵の有無はお任せします、無ければ僕が持っていくし、有れば御言葉に甘えてお邪魔します。期間は手紙をもらってから1度目のおやすみ迄、ひとりの朝が寂しいというので有れば次の朝、おはようといってらっしゃいを。そのあとはきちんと部屋は片付けておきますのでご安心を。深い接触は好みません、触れ合いよりは言葉を大切にしたい。
長くなってしまいました。久しぶりにこんなに喋った気すらします、………貴方との良縁を願ってひとまずはこの辺で。おやすみなさい。
2020/6/10(水)3:20
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