ゲーム 一日限定
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1 へ/し/切/長/谷/部夏の終わり残夏に残るのは未だ湿っぽい空気と、蜩の煩い程の鳴き声と、身体に燻る熱。夕陽が焼けるように赤く感じて、朝晩に漂う秋の匂いと少しだけ温い風に馴染めない俺は未だに夏の終わりに取り残された儘だ。
季節の移り変わりは何時もこうして取り残されたような錯覚に陥って、酷く虚しい。
その原因は騒がしい程の夏が潜めていくもの寂しさなのか、はたまたこの体内に揺らめいた儘の熱の所為なのか。
出来る事ならこの虚しい心の内を埋めて火を燃やし尽くしてしまいたい。
本丸の近くで毎年行われるという秋祭りとやらに行って来いとの主命だった。秋祭り、と言えどまだまだ暑い。夏休みを与えてやれなかったからと主に浴衣を着込まされ、息抜きだと背中を押されて半ば無理矢理飛び出して来たはいいものの、俺の頭の中はそんな思考でいっぱいだった。
煌びやかな屋台の色も、騒がしい祭りの音も、何故か全てが虚しく物悲しく感じた。隣には俺と同じく主に無理矢理と連れ出されてしまったお前だ。
其処からは俺の背を叩いて祭りを楽しませるでも、抜け出して二人きりになるでも。出来ればこの理由もわからん火を燃やしてくれたらと、そう思う俺は浅はかだろうか。
募集は悪いが刀側の燭/台/切に限らせて貰う。提供も鞘側の俺だけに。
関係は恋仲同士でも同僚でも、お前の好きに。媒体は帯、もしくはGが受け取れる宿にて。招待は必要な場合は此方で用意しよう。祭りの最中、ぼんやりしている俺に声を掛ける接触を添えて連絡をくれ。
希薄な望みではあるが……お前と夏の終わりが過ごせる事を密かに期待して。
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