仮初めの縁。 - ゲーム一日限定

1 へ／し／切／長／谷／部
仮初めの縁。
永久等信じない…心を寄せて信じ交わした約束もある日当然泡のように消え去る、其れを何度も繰り返し…もう誰にも心を寄せないと決めたのだが、今日はどうにも物悲しい。
世間は一般的に非番となっているようだが、外に出掛け仲間と声を上げて楽しむことすら憚られる時世、時間を持て余し特に言葉を交わす相手も居ない身には悠久の時のように感じる。

本日寝る迄の間、束の間の温もりを求めたい。このような場を覗く刀だ、お前も俺と似たようなものなのだろう？仮初めの恋仲にでもなって、甘い言葉でも囁き優しく触れ合い緩く抱擁でも交わさないか。泡沫の縁だ、日付が変わると同時にこの縁も燃える。それまで互いに甘く都合の良い夢でも見ようじゃないか。
例えこの束の間でも感じるものがあり、永久を望むか、本気になれるのならばその時は互いに口説き落とせば良い。幾多ある縁の糸の中に、輝く一筋があるのならば掴み取らない理由は互いにないだろう。
帯を使えて最低限の常識を携え、適度な返信速度が可能な者、受け身すぎず、描写を使いこなせればそれで。

〆る迄。
2021/9/5(日)9:38
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