愛の詩 - ゲーム一日限定

1 傭／兵(第／五)
愛の詩
とある偉人の詩を読んだ。感銘を受けたわけでもなく、感動と呼べるほど心を揺さぶられた自覚もない。ただ俺は、この偉人ほどまでに誰かを愛したことがないと思い知らされた気がした｡

数日前のクリスマスもゲームに奔走していたし、もうすぐ年が変わるといったってこの荘園から出られることはない。そこで、あんたに頼みがある。今から寝るまでの間、俺の恋人として接してほしい。……というより、俺なりの愛情を注ぐ相手として、その役を担ってもらいたいんだ。寝るまでの間だ、そう長く付き合わせるつもりはない。

規約遵守の背後20歳以上、捨て宿が使える、同性の狩鯖を優遇に、簡単な描写が回せるか、会話を楽しめること。そう難しい条件じゃないだろう。愛情を注ぐといっても裏行為は無しだ。が、キスハグ程度のスキンシップは許してくれるとありがたい。

一晩とはいえ俺なりにあんたのことを大切にする。してほしいことがあれば遠慮なく言ってくれ。俺なりの愛の詩に耳を傾けてくれる者が現れることを願って待つ。
2023/12/30(土)22:09
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