ゲーム 一日限定
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1 ガ__イ__ア(gnsn)【無題】(鶏鳴が暁を告げる頃。窓から差し込む初夏の清潔な陽光は己の双眸を刺激し、珠を包む様に厚い瞼を開く。前日の酒乱を感じさせぬ程心地良い目覚めに緩漫な所作で唇を開き。)
気持ちの良い朝だ。
(特徴的な音吐で呟き、床を蹴る様に立ち上がる。心地の良い陽気に思わず窓へ視線を向けた刹那、若葉に彩られた枝が音を立てて靡き、窓枠は底力の篭った鈍い空気を直に浴び激しく音を立てている事に気付く。)
……風だ。
(己の心の内に僅か残る焦燥から目を逸らすが如く客観的に述べ、素知らぬ顔で西風騎士としての仕事を果たすべく通例の如く短期に身支度を整え、風に震える戸を開く。その瞬刻、己の目元を飾る紺色の鬢は強風に巻きげられ、褐色肌を晒し上げる。晴天からは想像しえぬ屋根をも攫う様な嵐に思わず足を止め。)
………お前って本当せっかちなヤツだな…。
(生を持たぬ風へ向けた言葉は風の咆哮により描き消され、空へ消えていった。)
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