緊急事態 - ゲーム一日限定

1 膝／丸
緊急事態
（崩壊注意）

兄者人形を知っているか？未だ兄者の権／限しない我が本／丸、検／非／違／使と書いて兄者監禁部隊と呼ぶ奴等を妖宛らに斬り伏せる事早幾百日。特二の祝いとして主より賜った兄者の人形の事だが、賜りし瞬間の感動は今でも鮮明に描き出せる。流石はこの俺を扱うに相応しい惣領だと誇らしく思ったものだ。然しながらその兄者人形の衣服が破れると云う異例の事態が発生し、加えて先日驚きを求めた鶴／丸の所業により屋敷中の裁縫用具が悉く破壊されている。故に俺は満を持して給金袋を胸に抱き万屋へ出陣した訳だが、生憎天候が雨だった所為なのか何なのか。踏み入れた途端盛大に、それはもう豪快に滑り転げ、──泣いてはない。泣いてはないぞ！

俺が何をしたと云うのだ。少し兄者への愛に溢れているだけだろう。日々真面目且つ精力的に責務を熟し、源／氏の連中が卒倒するやも知れん内番にも励んでいる。何が不満だ、何が足りない。何故兄者は顕／現しない！？…俺と兄者は仲の良い兄弟なのだ、本当だぞ。

そんな訳で少々自暴自棄で阿呆になりたい俺に付き合ってくれる猛者を募る。尚、此度は誠に申し訳無いが兄者は除外させて頂きたく。何せ兄者が参っては俺が阿呆になるどころか一振りで祭りを開催する事になるのでな、この可笑しな感覚で話したいと云う現状の心地が何処へやらと飛んでしまう。ほうほけきょう。何？それは違う？どうせなら春よりも兄者を運んで欲しいものだな。
兄者即ちえあーなのだ、そうだな兄者は正しく空気同等寧ろそれ以上に俺の生命維持に欠かせない。此処迄分かるか？所謂、ぎゃぐのりだ。それだけだ。君の対応も話も何だって問わない、阿呆になろう。……結局緊急事態は何なのか？未だ兄者人形の衣服が直っていないのだぞ、緊急事態は継続中だ。俺の心が平常心を取り戻せない。雨でさえなければ…。

以上、御託は述べない。此方の場の規約を遵守し、派生知識のみでなければ問題ない。帯を使用、招待は何方でも構わないので気楽に。俺が其方へ出向く間もなく寝落ちた場合は明日向かうぞ、許せ。夢の中で兄者に逢う必要性があったに違いないからな。うむ。致し方ない。

此処まで読んでくれた君に、幸多からんことを。
2018/3/26(月)22:13
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