ゲーム 一日限定

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1 諸/葛/孔/明(F/G/O)
たった、一往復。
やぁ、夜とも朝ともつかぬ時間にようこそ。君が此処を開くときにはもう立派に朝かもしれないがね。人の言葉に飢えているものの、この時間帯に言葉を得ようにも人自体が見当たらない。春は恋の季節。週末ともなればふらふら当て所もなく出歩いている者もそうそう居ないらしい。これは――そう、酷く退屈なんだ。

私の今までの言葉にまるで同意だという者は居ないだろうか。そう多くはなくてもいい。例えばそれが一人でもいい。共感されることは肯定に近い。君が私と同じように何も見当たらない大海を泳ぎ続けるような、砂漠に足を取られているような、そんなどうしようもない感覚に苛まれているのなら。少しはこの退屈も癒えるというものだろう。

そこで退屈を持て余している者同士で一つ、些細な遊びをしないか。君が私の言葉に反応して一通。私がそれに答えて一通。それだけの細やかなやり取りだ。そんなやり取りに何の意味があるのだと思ったなら、大丈夫。安心してくれ。この話は此処からが面白くなる。

君が私に送る一通は君が誰にも言えない秘密を綴った物。私から返す一通は君のその秘密に対するリアクション。…ギブアンドテイクが成立していない?確かにその通りだな。だが、あいにくと私自身大した秘密が見つからないんだ。だから代わりに王様の耳はロバの耳だと、君がそう叫べる穴になってみようかと思ってね。どんな反響が返ってくるのか、誰にも言えない秘密ならそれが少しだけ気になったりしないか。もしくは私に綴るその指先は秘密を打ち明けてしまう背徳感、その刺激にうち震えるかもしれない。それはそれで君にとっても退屈を殺すには十分だろう。

深く考える必要はないさ。これはただの遊びに過ぎない。他人同士がバーに居合わせて偶々お互いに言葉を交わした、そんな気軽な一時だ。記事を消すまでゆっくり待つとしよう。美味しい秘密に期待しながら。

条件…帯、F/G/O登場済み男女C

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