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1 占/い/師( 第五 )
ドはドーナツのド
レはレジスタンスのレ〜……何に抵抗するって、そりゃあこの窮屈な生活だったり、容赦無い狩人達だったり。だが今日は違う、今日はこの持て余した時間に抵抗運動をだな、……ああ、うん。暇なんです、それだけです。しょうもないことを考えてしまうくらい暇。半端に漂う眠気は意識の縁を暈す程度で、瞼を閉じさせてはくれない。困ったなあ、困った。どれほど困っているかって、寝具に牛乳をこぼしてしまった時と同じくらい。因みにこれは今朝の僕の話だ。
一晩駄弁ってくれるだけで十分。あまり難しいことは考えなくていい。成人済み女性探偵で、帯が使えるならそれ以上望むことはないよ。あ、短い縁だからテンポよく会話できるとうれしいな、返事に要する時間でなく文章量の話。
こちらからは占、納、傭、写、祭の五名。迎えるはすべての人、及び異形の者。誰でも良い、ここまで来ればひげさんでもなんでも来いのノリになっている。残念ながらこちらから向かう五名は眠気も相俟っておつむが大変緩い。ほんとうに何も考えず脳みそを溶かしたまま来てくれると助かる。
手紙には組み合わせと任意で部屋の鍵を。なければこちらから送ろう。それじゃあ僕は血雀の衣装で迷路をしておくからね、あれたぶん出口ないから詰む前に来てくれよ。

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