完なり オリジナルNLGL募集

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1 創作男
新宿駅にて
駅のホームで、あなたのことが気になったのは、今にも倒れそうだったから。元々色白なのでしょうけど、真っ青と言ってもいいくらいの顔色に、ふらつく足元。見るからに心許なくて、なんとなく気に掛けていたら案の定、年嵩のサラリーマン風の男性があなたに近寄って行ったものだから。咄嗟に手を引いて、声を掛けてしまったの。

「こんなところに居たのね。さあ、一緒に帰りましょう」

それから、落ち着けそうなベンチにあなたを座らせて、暫く様子を見ていたのだけれど、夜更けだったし、このまま一人で帰らせるのも心配になってしまって。
駅近くのビジネスホテルを予約して、殆ど強引に一泊させてしまったわね。予定があったかもしれないのに、あの時は勝手をしてごめんなさい。その上、翌日早々に眠るあなたに挨拶もせず部屋を出るような真似をして。連絡先も残さなかったし、あなたからすれば、確かにすっきりしない状況だったわね。でも、だからといって。

いやまさか、フロントに掛け合ってこちらの連絡先を聞き出すなんて。いくら同室の客だったとは言え、立派な個人情報だ。一体どんな手を使ったのか、俺の携帯番号を手に入れたきみは電話越しにお礼がしたいと言ってきた。
気にしなくていいと何度も断ったが、どうやら相当ちゃんとしたお嬢さんのようで、こちらの言い分をちっとも聞いてくれない。
埒が明かない押し問答に、とうとう折れたのはこちらだった。面倒だが致し方ない、またウィッグを借りてこないと。


当C
藤代 雪也(ふじしろ ゆきや)
女装時は単にユキと名乗る。
27歳/身長179
女系家族の末っ子に生まれ、幼い頃から姉達のいい玩具として育った。その筆頭が女装であり、今もなお家族の集まりには女装を強要される始末。貴Cと出会った夜もその帰りだった。
年季の入った女装は、自身の手先の器用さも相まってなかなかの完成度を誇り、他者に気付かれた事は未だ一度も無い。

貴Cへの要望
新宿通いのいわゆる地◯系女子
貢ぎ癖があり何度も男に騙されてきたため、近頃は男性不信になり始めている
当Cの事は完全に年上の女性だと思い込んでおり、信頼を寄せてくれる


おかしな出逢いから少しずつ距離を縮めていけたらと思っている。女としての俺を慕ってくれるきみと、男としてきみに惹かれてしまう自分とでややこしい板挟みにはなりそうだが、物語は複雑な方が楽しめそうだろう?

それじゃあ、ちょっとでも気になってくれたなら、きみのプロフィールと俺への希望要望、そのほか必要だと思う事を添えて連絡を頼みたい。
電話口では随分渋ってしまったけれど、きみに会える事自体は純粋に嬉しいんだ。丁寧にどうもありがとう。また会える日を、楽しみにしている。
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