完なり オリジナルNLGL募集
[ここに投稿][下]
1 創作剣客♂
血風導く旅へ（明治時代NBL）
”甲斐の国に勇壮華麗なる飛燕の一族あり”と。
戦国時代から途切れることなく謳われた誇り高き侍の血脈は、御一新の嵐吹き荒れるこの明治の世に途切れようとしていた。
かつて国を守るため命を捧げた侍たちは、いまや刀ばかりか誇りをも奪われ倦んでいた。
代わりに警察や行政の席を用意された者はまだいい。そうでない者は鍛え上げた剣術を興行へ転じ曲芸団の真似事をして日銭を稼ぎ、またある者は山賊の類へと落魄した。
我ら飛燕一族もまた、凋落の憂き目にあった。
政府はこれまでの貢献の報償と、時代転換の慰藉として貴人の血を継ぐ美しい姉妹を飛燕一族の現当主――俺にあてがった。姉は許嫁に、妹は小姓にと。
この人身御供を以って溜飲を下げよという事実上の贈賄行為にひどく憤慨失望したが、姉妹には罪も帰る場所もなく、一方的に御役御免を言い渡された俺たち侍とどこか似ていた。
だから一族へ受け入れた。無理に女を手籠めにするなど武士の名折れ、他に好いた男がいれば一緒になって構わんと姉・ゆずはには伝えたが、俺を傍で支えると言ってくれた。

それからなんとか一族共に生きる道を模索し、例え帰農帰商の武士と揶揄されても真っ当に営んでいこうともがいていた。
だがその矢先、翌月祝言を挙げる予定だったゆずはと自らの母を旧敵に惨殺され、理不尽と憎しみに溺れるまいと耐え忍んでいた俺は呆気なく修羅に落ちた。
飛燕の羽根を捥ぎ尊厳を踏みにじった政府と、新時代の混乱に乗じて無力な女を殺した旧敵の一族へ復讐を誓い、俺は独り旅に出る事を決意した。
決して帰らぬ、黄泉の旅路へと。

●条件
宿（捨、Ｇ）でやり取り可能、展開相談しながら物語と裏の双方楽しめる方
当方日本史に全く詳しくないため、その辺りのあやふやを気にしない方

●募集
一、美しい貴人姉妹の妹（当Cの旅路に同行することを自分で決めた強かな娘。密かに当Cを慕っていた、一緒に姉の仇を取りたい等、動機は自由）
二、見目がゆずはに瓜二つの娘（山賊に襲われていたところを通りがかった当Cに救われ、旅に同行したいと申し出る）
三、政府および旧敵一族の者（男女不問、用心棒や男娼として当Cを政府に抱き込もうと画策する者、一族の復讐のため当Cを辱めようとする者等）
四、かつて戦場で当Cに助力した者（男女不問、当Cの危機に助太刀してくれた、傷を癒してくれた、折れた刀を鍛えてくれた等）
五、飛燕一族もしくは当Cに恩義ある者（男女不問、飛燕一族から戦力的あるいは金銭的な援助を受けていた他の侍一族の者、戦場で当Cに命を救われた者等）
六、その他持ち込み、相談歓迎

募集相手の性別のみを変えて同一内容を他板へ投稿することも検討したが、規約上許されているとはいえどうも気後れした。やはり板違いという事であれば削除する。
物語を紡いでくれる者は自身が一〜六どれに該当するかと下記を添え、鳥に文を託してくれ。無論相談のみでも歓迎する。手数を掛ける、かたじけない…特段申し出がなければ全ての文に鳥を返す。
・プロフ
・萌萎
・接触ロル（一、二、五を選んだ方は当Cへ「自分も連れて行って欲しい」と願い出る場面を、三を選んだ方は自らの目的のため当Cに接触する場面を、四を選んだ方は過去と同じようなピンチに陥っている当Cを助けに入る場面を、六を選んだ方は場面指定自由）

●萌
萎以外、ストーリー〜裏、ご都合主義、明確な目的のあるキャラ、複数キャラの操作、純愛〜狂愛、屈服、快楽堕ち、強姦輪姦、軽度な尊厳破壊
●萎
大量♡（♡使用自体は台詞喘ぎ共に萌）、みさくら語、事前相談無しの死や欠損、後スカ、体内放尿、記号や空白の乱用、半角
[記事の有効期限(〇月〇日迄/削除する迄/〆切る迄/本文参照/等)]
〆迄

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2 創作剣客♂
●当Ｃ
飛燕 惣右介（ひえん そうすけ）
27歳/180cm/74kg/BL時は右

ハイライトを失った灰色がかった黒目。良く言えば凛とした、悪く言えば人を寄せ付けない目付き。眉尻は弱さを見せるまいと常時きりりと吊り上がり、目の下には出来て間もない隈がこびりついている。左目側の額から頬にかけて縦一閃の切り傷が残っている。黒い短髪、M字の前髪は毛先がちらちらと目許に被さる。ゆずはが「ハイカラよ」と贈ってくれたハイネックノースリーブの黒いアンダーウェアを身に着け、その上に飛燕の家紋が背にあしらわれた羽織、下は袴姿。愛用している日本刀は常に腰へ帯刀。アンダーウェアはぴったりと体に密着する設計で、鍛えた胸筋や割れた腹筋が薄っすらと浮き出ている。中指に引っ掛けるタイプの手甲と旅の道中に顔を隠す菅笠を所持。骨太な骨格ではないため羽織を着ていれば一見痩躯に見えるが、肌を露わにすれば無駄なく鍛え抜かれた筋肉質な腕や体が姿を見せる。肩に刻まれた古い刀傷が手負いの獣のような危うさを醸す。

常に冷静で周囲に厳しく、その数倍自分に厳しいストイックな性分。そのため他人から誤解を受けやすいが実は情に篤く、度が過ぎるそれが剣の切っ先を鈍らせると頭では分かっていても温情や憐憫を断ち切れない一面を持ち、それが自分の弱みであるとさえ感じている。武士道精神を体現したような性格だが、今となっては修羅の道に落ちつつある。誇り高いが目的達成のためならば屈辱をも受け入れる覚悟を持ち、易々と命を擲つ真似はしない芯の強さを持つ。犬猫をはじめとする動物を好み、愛犬さくら（柴犬）を残して旅立つ事に罪悪感を抱いている。

一騎当千の一族として広く名を馳せた侍の名門、飛燕一族の現当主。厳しい鍛錬を経て齢十四で初めて戦地に赴いて以来、数々の戦功を挙げ一族を養ってきた。愛刀を用いての白兵戦はもちろん、たとえ刀折れようとも身一つで束になった山賊や雑兵を圧倒する程には格闘戦にも明るい。
貴人の姉妹に対しては憐憫の情をもって迎え入れたが、卑屈になることなく一族の為によく働く気丈な姿に敬意を抱いている。許嫁である姉・ゆずはに対しては純粋な愛より戸惑いが勝っており、「数多の屍を築いた侍の血脈にお前のような罪なき佳人を巻き込んでしまってすまない」と謝っていた。硬派な質であるためゆずはとの肉体関係は接吻を含めて皆無。妹に対しては、健やかに生き幸せになって欲しい、とさながら実の妹のように思っている。
ある夜、少し屋敷を離れた際に母の悲鳴が聞こえ駆け付けると凄惨な死に顔で転がるその骸を目撃。次いで恐怖に怯えるゆずはに救いの手が間に合わず目の前で斬られ、その瞬間修羅に憑りつかれた。二人を手に掛けた実行犯はその場で斬り捨てたが、「この程度は序の口、我が一族の恨みまだまだ返し足りぬ。貴様を狙って二の矢三の矢が放たれる」との捨て台詞に一族を捨て旅に出ることを決意。飛燕一族に災いを呼ぶもの尽く切り伏せるため、また自分がここに留まれば他の者も狙われると案じたため。
これまで引く手は数多あったが、人間より剣と犬を愛でてきたため男はもちろん女性経験もほぼ皆無に等しい。が、勉強熱心且つ性根が心優しいため、相手に痛みではなく快楽を与えられるよう努め数を重ねれば間違いなく技を自分のものにしていく性質。快楽というものをあまり知らず生きて来たため、一度味を知ればどうなってしまうか分からない。
[記事の有効期限(〇月〇日迄/削除する迄/〆切る迄/本文参照/等)]
〆迄

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3 創作剣客♂
俺と旅を共にしてくれる者を待っている。以下、参考の文を置いておく。


（豪雨の中立ち尽くす。滅多に呼吸を乱すことなどないのに喘鳴がするほど荒く息を吐くのは、仇である一族たちの同時襲来に単身で立ち向かった身体的負担によるもの。最早自らの手のひらと一体になったと錯覚するほど強く握りこんだ刀の柄が軋み、数々と転がる骸に刻まれた刀傷はそれぞれ只一つのみ。既にみな息絶えているというのに男の放つ殺気は収まるどころか次の獲物を探すかのように増幅し、それを感じ取った森の動物たちは弾かれるように逃げて行った。許嫁ゆずはの妹か、或いは彼女に瓜二つの娘か…いずれかの暖かく柔らかい手が雨に打たれて冷え切った己の頬を撫ぜてくれた瞬間、ざあっと殺気は霧散して。一体彼女はどんな顔をしていただろうか、どんな言葉を掛けてくれたのだろうか、修羅に呑まれてそれを覚えていられなかった事を心から惜しんできゅっと口元を引き結び、刀を鞘に戻す小さな金属音がやけに鮮明に響いた）……待たせて済まん。怪我はないか、×××。

[記事の有効期限(〇月〇日迄/削除する迄/〆切る迄/本文参照/等)]
〆迄

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4 創作剣客♂
お陰で妹は見つかった。人探しへの助力、感謝する。
これより先、恐らく〆以外で上げる事は無いだろうが、以下の二〜六については気長に募集を継続しておく。
ここまで読んでくれた皆の御身の行く末、安寧と慶びに満ちたることを心より願い奉る。


●募集
【〆】一、美しい貴人姉妹の妹（当Cの旅路に同行することを自分で決めた強かな娘。密かに当Cを慕っていた、一緒に姉の仇を取りたい等、動機は自由）
二、見目がゆずはに瓜二つの娘（山賊に襲われていたところを通りがかった当Cに救われ、旅に同行したいと申し出る）
三、政府および旧敵一族の者（男女不問、用心棒や男娼として当Cを政府に抱き込もうと画策する者、一族の復讐のため当Cを辱めようとする者等）
四、かつて戦場で当Cに助力した者（男女不問、当Cの危機に助太刀してくれた、傷を癒してくれた、折れた刀を鍛えてくれた等）
五、飛燕一族もしくは当Cに恩義ある者（男女不問、飛燕一族から戦力的あるいは金銭的な援助を受けていた他の侍一族の者、戦場で当Cに命を救われた者等）
六、その他持ち込み、相談歓迎

[記事の有効期限(〇月〇日迄/削除する迄/〆切る迄/本文参照/等)]
〆迄

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