完なり オリジナルNLGL募集

[ここに投稿][]
1 子守りの女性
ルールと人形(R20)
こんにちは。閲覧有難う御座います。
私は子守りでこの御屋敷に住まわせて頂いている娘です。
ええ、つい先日から老夫婦に雇われて。
まるで童話の世界に出て来そうな御屋敷に、優しい老夫婦。高い御給料。
8歳になると言う男の子の御世話をする為にやって来ました。
しかし初めて彼を紹介された時、私はゾッとしました。
何故なら"8歳になる老夫婦の御子息"は陶器の人形だったのですから。
大きさは1メートルはあるでしょうか、小さな子供のサイズはあります。
初めは冗談かと思いましたが、そんな淡い期待は直ぐに消え去りました。

簡単な仕事内容を教えて貰いながら奥様は仰有いました。『他にも応募はあったのだけれど貴女のように、若さも美しさも兼ね備えた方は居なかった。まして息子が気に入るような方はね。』
誉められて居るのでしょうが、当然素直に喜ぶことなど出来ません。
寧ろ、『息子が気に入る』と言う言葉に更に不気味に思ったのは言うまでもないでしょう。

一通りの仕事内容を教わり、老夫婦は言いました。
『貴女がこの子を受け入れてくれるのならこの子は貴女にすると言っているのだけれど、どうする?』
私は一瞬迷いましたが、直ぐに了承の返事をしました。
お恥ずかしい話ですがお金がどうしても欲しかったのです。
奥様は悲しげに人形を抱いて、頷きました。
旦那様は唯、申し訳なさそうに私を見て私にだけこっそりと告げました。
『可笑しいと思うだろうが…ー息子は確かに此所に存在しているんだ。』と。
次の日、夫婦は二人きりの旅行に出掛けました。
私に"ルール"と書かれた紙だけを差し出して。
週に一度日用品の配達の男性が私に御給料を手渡してくれるという話をされましたので、私は本格的に御屋敷に引き籠る形になりました。
唯でさえ田舎の、小さな森の中にある外界から閉ざされた御屋敷。
ネズミ防止に徹底した奥様が窓を全て固定し逃げられない場所。
其処には私と人形が1体。
旦那様から言われていたルールを私は少しずつ気味悪さから守らなくなっていきました。
すると、可笑しな事が起き始めたのです。
人形が動いていたり、音楽が勝手についたり、無言電話が鳴ったり、配達の男性との町へ行く約束をしたときは服が全て無くなって普段はしまっていた屋根裏への階段を登ったら屋根裏に閉じこめられたり。
私は人形が怖くて仕方がありませんでした。
人形を避ければ避けるほど、人形は私を見ていたのですから。

[削除]

2 子守りの女性
あの日も、無言電話に人形の視線…其れに耐えられず部屋の鍵を閉めたとき、乱暴にドアノブを回され外からは男の子の声が聞こえました。
『一緒に遊ぼう』『傍に居て』其れだけなら『ルールを破ったね』と言われたときは私は恐怖で震えました。
此れからどんな恐怖があるのかと恐れたとき、部屋の前から小さな音がして、うっすらと見えていた人形の足の影が遠ざかったのです。
『君はこれが好きだよね』私が扉を開けると其処には私がよく食べていたジャムのサンドイッチが置かれていました。
目の前の彼の部屋の扉は開き、彼は私を見つめていました。
嗚呼…ー。彼の寂しさに気付いた私はその日からルールを守り、婦人に教えられた通りに日々の生活を送るようになると彼は私が居ない好きに動いて、アピールをするようになりました。
恐怖がないといえば嘘になりますが、彼とは比較的良い関係を築けていたのです。

日用品の配達の男性は信じられないものを見たかのように驚きましたがこんな話をしてくれました。
『彼は8歳の誕生日の日に火事で亡くなった。……可笑しな子供だった。』亡くなった彼の魂が宿っているのかと思いました。
屋敷にある大きな家族写真に撮された少年は、とても美しい少年で成長していたなら嘸美しい青年になっただろうと思われます。
"その"事件から今年で20年が経過した今ならば。

彼のことで配達の男性と私が特に急速に仲を縮めたのは言うまでもありませんが、私達は最大の勘違いをして居たのです。
"その日"は突然訪れました。
地下の娯楽室に元恋人が姿を現したのです。
私を追ってきたようで、明日には連れて帰ると宣言されてしまいました。
低姿勢な元恋人に幾度も騙された私は恐ろしさから彼を抱き締め、荷造りをする振りをして言いました。
『一緒に居るから…お願い、助けて…。』
彼は私の願いを叶えようとしましたが、その悪戯を私だと思った元恋人は怒り狂い、私が否定すると更に怒りました。
しかし彼に手を出そうとした元恋人に私は咄嗟に犯人は自分だと訴えましたが、元恋人は彼を割って壊してしまったのです。
其処から先は恐ろしいことでした。
元恋人がやって来たことで心配して外で待機してくれていた配達の男性がやって来てくれたのは良いのですが、電気が点滅し屋敷全体が怒りに震えているように見えたとき、部屋にあった鏡が割れて中から男性が出てきたのです。
其は20年間屋敷のとある隠れ部屋で過ごしてきたあの8歳の彼でした。
そう……彼は生きていたのです。
彼の汚れた部屋には老夫婦からの手紙が一枚。
自,害する旨と、最後に書かれた一言は『その女性はお前のものだ』という恐ろしい呪縛。
人形のような仮面を付けた彼は割れたガラスの破片で元恋人を手に掛け、更に配達の男性をも手に掛けようとしました。
私は男性と共に逃げましたが、男性は私を逃がすために彼と争いました。
屋敷から出る際に彼は『この男がどうなってもいいのか!』と叫び、私は男性を思って屋敷に残ることにしました。

此れから始まる、恐ろしいほどの歪な愛情を受けることを決意して。


察しの良い方は直ぐに分かるでしょう。
某ホラー映画の作品を舞台としています。
長々と説明をしてしまいましたが、分からない方の為ですのでどうかご了承願います。
狂愛、歪愛の部類ですので苦手な方はお戻りになってくださいね。

『条件』
・背後成人済み
・ロルは80文字以上上限なし(当方100〜600)
・宿不問
・一日一通から
即レス時間あり(優遇)
モブ、サブキャラがお互いに扱える(優遇)

今回募集するのは人形だと思っていた少年の現在です。
彼の条件としては
・高身長
・美しいまたは火傷で爛れている(どちらでも可)
・一人称僕
・精神年齢が8歳から成長していない
・どちらかといえば寡黙
・私を愛している

口調はちゃらちゃらとしたものは苦手なので…遠慮していただけると助かります。
勿論、映画を知っている方は映画を参考に口調や容姿を使用してくださって構いません。
ヒントは"ブラームス"…ここまで言えば存じている方は分かるでしょう。
お話の内容から御質問は受け付けますし、きっちりとした説明が欲しい場合は御質問だけでもご連絡下さい。
気になる方は
・プロフィール
・萌え、萎え(萌えは省略可、萎えは出来るだけ細かく)
・テストロル(口調や行動が分かるもの。思い付かなければ私が屋敷に戻ってきた時のロル)
を記入してお送り下さい。
お相手を願う方に私のプロフィールと萌え、萎えを送ります。

[削除]

3 子守りの女性
〜Rule〜

1.客人を招いてはならない
2.少年の顔を覆ってはいけない
3.食事は冷蔵庫で保管せよ
4.毎朝7時に起こすこと
5.平日は3時間勉強を教えること
6.音楽を大音量でかけること
7.少年を独りにしてはならない
8.庭のネズミ取りを掃除すること
9.必ず少年に食事を与えること
10.お休みのキスをすること

[削除]

[返信][最新][]
[一覧に戻る]
[ホームに戻る]
[新着レスを通知]