完なり オリジナルBL リバ募集
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1 名無しの男
排他的思考、或いは厭世由来の
――刹那主義、ってね。
……何の話してるのか全くわからんって？あまり聞かせるつもりで話してるわけじゃねえからな…。場末酒場の安酒には安い言葉、それだけで手軽に酔っておこうってわけ、……ま、そうだな、話らしい話もしてみるか。それじゃ、アンタって心配事があると夜眠れないタイプ？おれはそう、そーいうタイプよ。ともすれば憂慮が行きすぎて心身共に破滅へ導いてしまうような、臆病ゆえに先んじた思考ばかり巡らせて、結果自己完結の厭世観だけが深まっていくような……昔っから心労が絶えないタイプ。

□条件( *優遇 )
　背後成人女性
　ムラレス亀レス許容
　一週間無言で確認
　打ち切りは白紙/または理由
　性別属性種族不問
　精密描写/言葉遊び/言語化が好き*
( 世界観は現代～ファンタジーまで自由 )

恥の多い人生を送って来ました――とはなんとやら、って感じだったが、あれも年々言葉の真意を理解して、今じゃ夜毎自省を巡らせて暗澹たる思いで眠る日々よ。配慮と憂慮ばかり募らせた日常におれ自身飽き飽きで、地球が爆発しないかとか流行りの異世界転生しないかとか5000兆円落ちてこないかとか、非現実的でファストな夢を思い描いて……。それってつまり、現実に救いなんかねえから、あ～消えてえな！ってライトに嘆きながら早死に目標で生き急いでいる――みたいなもんだよなァ。現実逃避だけが唯一の安息、とかいう地獄生まれ地獄育ちみてえなサイテーの生き方だよな。
ああ、ま、こんなふうに生きてるのはおれだけじゃねえってのは承知の上よ。アンタはどーだかしらねえけど、おれみてーな人生負け犬組はやれ世の中クソだ、人生はクソゲーだと口酸っぱく語気荒げていくんだがよ、世間一般様の大多数は夜毎死にたがりながら眠りに就いたり、人生の終焉を間近に感じて早々に終活始めるか悩んだりなんてしねーもんで。人生クソゲー派VS人生普通派で多数決とりゃ、どっちが少数派かなんて知れたハナシ。弱い犬ほどよく吠えるとはまー、先人様もよう思いつくもんだよなァ……、いやこれ自虐な？こーいうのは自省も兼ねてんの。
――まー要するに？おれが思うに、弱い犬に強い犬の気持ちはわかんねーし、強い犬に弱い犬の気持ちもわかんねーのよ。わかりあえんのは弱い犬同士、強い犬同士だけだって…おれはそう、思うわけで。アンタはどうだかしらんけど。例えばアンタが強い犬で、弱い犬のことを理解しようとしてるってことだったら、それもそれで別にいいんじゃねーのとは思うし。理解したがりのお節介カウンセラー、…はっ…ばからしすぎて笑えるけどな。
実際のところ…こういう局面ではお互い相手に興味ねえくらいのほうが丁度いい。おれはアンタを抱ければいいし、アンタもおれに抱かれれば十分だろ。或いはその逆か、とにかく、傷を舐めあうような慰めさえあればいい……共感性重視のこんな言葉も所詮前戯にすぎねーんだ。…ああ、ともすれば、おれはもう口を閉じたほうがいいか？それとも、アンタがおれの思考と言葉を止めてくれるか。アンタがおれに触れて、おれがアンタに触れて、このクソみてえな今夜を終わらせられるならどっちでもいい……。

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2 名無しの男
□設定
世界観は応相談。場末の安酒場で延々と愚痴垂れているおれ(泥酔気味)と出会ったアンタは、酔った勢いでそのままおれと一夜限りの関係に。情事の翌日、二日酔いを抱えて目覚めたおれたちは名前を語ることもなく別れたが――しばらくしてふたたび、件の安酒場にて再会する。おれはいつも通り、人生ゲームのクソさを嘆いていて、アンタは……以前よりもなにかを無理しているようだったが、おれは何も聞かなかった。おれたちはまた、身体を重ねた。それから何度か同じ安酒場で再会して、同じことを繰り返して……少しずつ、『こころの限界』が来ているアンタをおれは見ていた。でも、おれはアンタがなにを抱えているのかなんて聞かなかった。アンタもおれと同じように、ある程度、諦めがついていると思っていたから。

□人物設定
　( 名無しの男 )
　名前を語らない男。推定28歳、188cmの長躯に筋肉質な身体。
　琥珀色の疲れた三白眼、伸ばし放題のボサボサな黒髪、薄くかさついた唇、浅黒い肌と多少手入れした程度の無精髭。キツめの煙草が相棒。服装に拘りはなく、無地の黒シャツとスラックスさえあればいい。
　臆病を自称しつつも他者には冷徹傲慢でねちっこく、それでいて日常生活は怠惰そのもの。自己啓発的な思考中毒であり、究極的な排他的思想。何もかもどうでもいいと思っているからこその刹那・快楽・享楽主義。「全員消えちまえ」と「他人の金で高い肉が食いてえ」が口癖。一度熟考してから発言するタイプで、寡黙かと思えば突然多弁になったりする。ゲスでクズで口も性格も悪い。
　世界観次第では暗殺者、或いは投資家、或いは傭兵。人間関係に難があったり、多額の借金持ちだったり、何らかの持病を持っていたり、何かしらの生きづらい(しかし、本人にも他人にも解決しようのない)ことを抱えているが、改善しようにもどうしようもないことなのでほとんど諦めている。自発的に死ぬのは面倒だが生きるのも面倒なので、とにかく早死にしたいと思っている。
　タチ側ならばねちっこく快楽責め重視、ネコ側なら被虐重視誘い受け。

□応募
件名…無題
本文…プロフィール、萌え萎え、世界観などの希望、貴C属性、接触ロル(数度目の再会、或いは場面不問)

……はっ、アンタ、随分とひどい顔してるぜ。そんな顔で、黙々とひとり酒を飲み続けてるつもりか？このまま今夜を地獄以下のクソみてーな脳内ノイズに侵されて、何したって安眠なんざできやしねえのに安酒で誤魔化して……そうして、ベッドの上で自分自身の惨めさを痛感しながら、気を失うみてえに一人眠るつもりかよ。
――なあ、アンタさ、おれの部屋に来いよ。そうすれば、アンタが悩んだこのクソみてえな夜を終わらせてやる。……アタマ空っぽにしようぜ、お互いに。

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