ゲーム 攻受募集

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1 カミュ(歌王子)
愛すること、愛されること
何時ぞやに立ち寄ったカフェで、白と琥珀の角砂糖をカップに落とし溶かしたコーヒーを啜りながら、背から聞こえる会話に俺はらしくもなく耳を傾けてしまった事があった。年齢容姿の確認まではせずとも、未だ歳若であることは想像出来た。その声の主は心底悩んでいる、と言ったふうに、声色を上げ下げしながら、結論、言い寄られた男に度重なるアプローチの末交際を受け入れたのだという話を聞かせていた。しかしながらそれはただの同情に過ぎず、自身の願望、私欲を満たす為に利用するのだと、何処か自慢気に言葉を重ね、次のデートでは前から欲しかった装飾品のプレゼントを貰う予定だと、その価格の話の途中で俺はそのカフェを後にしたのだが、色々と思う所がある中で俺の中に大きく残ったものが、人を愛すると言う事とは、という疑問だった。
人は自らの欲を満たす為に人を利用するのは恐らく根底にある感情で、それを言い換えると善人にも悪人にも聞こえるのだ。または、あの単細胞たんぽぽ頭あたりに言わせれば、理屈ではないだの、魂が震えるからだの、理解に苦しむ言葉を並べるのだろう。
自身が何か出来る事があるのなら、それを求めて欲しいと思う。誰かの喜ぶ顔が見たい。──遠い昔に、初めてそう思った日に、俺は心からの幸福を感じた。しかし、自身の事を差し置いて相手の事を思いやっているようで、これもまた自らの欲を満たそうとしているに過ぎん様な気もする。やはり人は、自分自身の為に動いているのだろう。

先にも言ったように、自らの言葉や行動により相手が喜ぶ事が、俺は嬉しかった。しかし、それがどうにも誰が相手でもよいわけではないらしい。自分の事ながら良く分からん。好みが無い訳では無いが、どう、と聞かれたところで、言葉にするのはやや困難であると言える。
故に今此処を読み進めている物好きなお前へ、何を求めるのかと聞かれても、俺はその答えに困るのだ。だが、人を想いたい、温かさを分け与えたいと、漠然とした欲求があるのだ。

いい加減本題に入らねば、呆れられてしまうな。
勿論、俺が想いを向ける「対象」である場合が一番良いのだが、普段取り留めの無い話をする様な間柄でも俺は有難い。落ち着いて互いの時間を優先出来る距離が保てる事が理想だ。

提供
虹、四重奏の11人
募集
愛島、美風、天草、帝を除く、虹・四重奏・天国

やり取りは帯を予定しているが質問話し合い等は捨てアドレスでの会話で構わん。此方へ希望する姿を明記し連絡しろ。
削除迄募集。

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2 カミュ(歌王子)
シュークリームがあるだろう。そうだ、貴様が思い浮かべているもので相違ない。あの薄皮(クッキー生地でも勿論可)に、カスタードクリーム以外にホイップクリームも一緒に入っているダブルクリームシューを初めて食した時の衝撃たるや。同じ衝撃として並ぶものに、クリームどら焼きがある。やはり美味いものと美味いものを掛け合わせると美味いのだ。アイスクリームに練乳然り、カルーアリキュール然り。
好物を食べている時の幸福感、その心地は何物にも代えがたい。だが、それは独りでも味わえる幸福なのだ。特別に俺が何かをしなくとも、このような幸せな事があったのだと、そんな話を聞くのも心が和らぐような気がする。
悲しい時は泣けばいい。機嫌が悪い時もそれでよい。その様々な表情は、きっとその者の魅力そのものなのだろうと、思う。

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3 カミュ(歌王子)
シュトーレン。正しくは、シュトレン。
ドイツの菓子パンだ。国内でもこの時期には多く種類が出回り、それらの食べ比べに興じる楽しみもある。
シュトーレンを食べ終える頃(実際はものの数日で食べ終えてしまう)、迎えるクリスマスには何の興味も無いが、それを理由に幾つもケーキを用意し、そちらもあわせて食べ比べる楽しみを考えると、流石の俺にも堪える寒さ気にならなくなる…ような気がする。
俺は何も変わらない。全くの不変はひとつとして無いのかも知れないが、また今年も変わらなければならない事からも、変わってしまう事からも目を逸らし、生きて行くのだろう、と、クリスマスケーキのカタログを眺めながら思うのだ。…例えば、ケーキの数など。

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4 カミュ(歌王子)
「やっぱりクリスマスは彼氏欲しくなるよね」

もう何年も前から聞き続けてきた台詞だが、撮影中合間に用意されたケータリングの菓子(圧倒的な甘味の種類に感心した)をつまみながら、またこの話か、と耳に届くスタッフのそれに内心首を傾げるのだった。
重ねるが否定がしたい訳ではないし、やはり羨ましく思う。根本的に恋人が欲しい、と思うことが出来れば、その存在を得る為の妥協がある程度可能になるからだ。知らんが。愛する者が出来たが故に、恋人という関係を望むのではないか、と。
自身は、決して冷めている訳ではないと思う。が、諦めて生きているが故に、何か自らの平穏を揺るがす感情に触れると、逃げてしまっているのかも知れない。この投稿も何度目かになるが、何度もいい縁に恵まれ、良い時間を過ごした。感謝している。

今年ももう終わりだ。これを最後に、もう一度だけ。

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