なまもの 短期募集
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1 永/瀬/廉残り香の先でもう一度、やっと、前を向けるところまで来た。
長い間、終わったはずの恋の余韻の中で、ひとりだけ時間を置き去りにされたみたいに立ち尽くしてた。
あの子はもう、俺の居らん日々を当たり前に受け入れて何事もなかったみたいに笑ってるんやろうなって、想像する度に、胸の奥が静かに軋んでた。
それでも、その痛みごと抱えたままでええから前に進みたいと思えた今を大切にしたいねん。
「永遠」なんてないことも、どれだけ願っても同じ時間がずっと続くわけやないことも、もうちゃんと分かっとる。
それでも、終わりがあるからって出会いを雑に扱いたくはない。一瞬やとしても、ちゃんと心が触れ合う時間を誰かと分け合いたい。寂しさを埋めるためやなくて、ただ繋がるためでもなくて。ふとした言葉が心に残ったり、何気ない沈黙が心地よかったり、そういう小さな温度を静かに重ねていける関係がええ。
最初はほんの些細なきっかけでいい。
「なんとなく気になる」とか、「もう少し話してみたい」とか、そんな小さな想いの矢印が同じ方向を向いていると感じられるならそれだけで人はちゃんと歩き出せると思うから。
完璧じゃなくていい。
不器用でもいい。
その代わり、言葉を尽くすこと、向き合うことだけは、
曖昧にしたくない。
一日が終わるその瞬間に、「今日も居ってくれてありがとう」って、自然に思える誰かがいること。
それがどれだけ静かで、どれだけ確かな救いになるか、今の自分は知っとる。
条件を並べるつもりはない。
合うかどうかなんて、きっと時間と会話の中で見えてくるものやと思うから。
ただ、ひとつだけお願いがある。
もし途中で違うと感じたとしても、一方的に幕を下ろすんやなくて、最後まで言葉を交わしてほしい。
もしかしたらそれは、すれ違いや思い違いかもしれへんし、たったひとつの言葉で、景色が変わることもあると思うから。
それでも違うなら、その現実はちゃんと受け止める。
ここまで来たからこそ、もう一度、誰かとちゃんと関わりたい。
この言葉のどこかに、ほんの少しでも心が触れたなら、
その小さな揺れを、どうか見過ごさんといてほしい。
その一歩を、ちゃんと受け止められるだけの準備は、もうできてる。
そんな君に会えるのを待っとる。
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