アニメ/マンガ 攻受募集

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1 村/雨/礼/二(J/B)
脱却
いい寝台を買った。箱のようなかたちをしていて、なかなかひろびろとある。一劃一劃によくみると綺麗な彫りがあり、木のうねり、その最中にある様な印象を受ける。それに、分厚くてよく跳ねるマットレスと、上等の、しゃらりと言う音で擦れるシーツを与え、枕をぼんと置いた。これでようやっと素晴らしい眠りが手に入るのだと思った。気持ちの良い閉塞感に、いい匂いのする寝台。マットレスが柔らかすぎることも無く、シーツの肌触りはこの上なく自分好みであるのに、そこに身を横たえてみると初めて、「なにかがちがう」と気付いた。然し、それは最初から、寧ろ、この寝台を外商の紹介で見つけるより前から、わかっていたことであった。不足感であり、そしてちいさな、根源的な恐怖心であり、喉に突きつけられた刃であるそれは、ともすれば修行僧のように生きることの出来る私を、私自身が俗物に繋ぎ止めていた柔らかな縁であった。どんな高価な衣類で身を着飾りポルシェのオープンカーを唸らせながら駐車場に入ろうとも、全ての人間を修行僧にする事のできる店がそこここにある。現代の悟る為のジナジウムとしての店舗。会社から帰り、ランニングをし、ジムに通い、そこで買い物をする。個性と享楽を投げ捨て、身体の構成物質がすべてそのプライベートブランドの168円の栄養バーになったとき、現代人はニルヴァーナに達する。この世がイ/オ/ン/モ/ー/ルであることを看取し、引き締まった体とともに、N/I/S/Aとi/D/e/C/oを携えて閻魔さまの前に跪く。
私はそれらのいっさいを拒否するために、この寝台を買ったのだ。私の人生はあなたを必ずしも要する訳ではないのだろう。だが、私はこの寝台で睡るにあたって、不足感を埋められる相手を探す事にした。解脱を棄てて、休日には無駄に物を詰められるか、何も積めないかどちらかのみの車に乗り、休日は、用途すらない雑貨の店やまるで腹の足しにならないチーズ専門店に二人でゆき、仕事があることを忘れるように裸の踵を磨く、その相手を。

条件
規約遵守者
帯使用可能
属性左の人間
描写を使用出来ること
♡、゙喘ぎの許容
諸々寛容

提供 村/雨/礼/二
募集 獅/子/神/敬/一、叶/黎/明に優冷遇無し。
部屋は私の支度でもあなたの持ってくるものでも構わない、代わりに自分が何者であるか、許容出来ない事はなにかを記しておいてくれたら、他は何を宣っても構わない。
それでは、今は、ただ待つことにする。
[記事の有効期限(〇月〇日迄/削除する迄/〆切る迄/本文参照/等)]
削除まで。

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