1 舞衣
女 16歳 北海道

結局居場所は此処しかないのね

帰って来ました

1人じゃ耐えられなかった

此処にすべて吐き出させて?
きっとまた立ち直れると信じたいから
[職業]
高校生
(ID:f.MTPC)
2 舞衣◆VRkb
自分には憧れの女性がいました。彼女は私の祖母。居酒屋の店長さんで、いろんな人から愛されてた。私も彼女みたいな人になりたくて、憧れてて、愛してた。

あの人が祖父を置いてMと名乗る右翼と夜逃げしたのは私が4歳のとき。
初めて聞かされたのは祖父母宅に向かう車の中。「おばあちゃんはもういないのよ」私にはわからなかった。
家についたら曇り空で暗い部屋、叔母さんもいるし祖父もいるのにあの人だけそこにいない。私は階段を駆け上がって二階を探した。
一階のリビングが覗ける内窓から見渡して探したり、寝室を見たり、色々。嘘でもかくれんぼじゃないことはそこで理解した。ならスーパーか居酒屋だろうと思った。
居酒屋は家の眼の前にあるから、行こうとしたけど、叔母さんに止められた。「もう探さなくて良い」といわれた気分だった。夜まで待ったけど、帰って来ない。

それから、またしばらくして、最近何故か少なくなっているあの人の写真を見つけて、母さんに尋ねた。
「おばあちゃんいつ帰って来るの?」
そしたら、母さんは黒マジックであの人の顔をぐしゃぐしゃにして、「もうあいつの話しないで!!」って言った。そのときあの人は帰って来ないとわかった。

なら、作ればいいと思った。イマジナリーフレンド。心の中で、夢の中で私は大好きなおばあちゃんを再現した。

私があの人を憎みだしたのはそのまたすぐ。母は、手を振り上げて私に言った。
『ババァに似てるんだよ!!』

そのとき私の中で、あの人は母を苦しめる存在に切り替わった。だから私はイマジナリーフレンドだった想像上のあの人の真似をはじめた。

それを無駄だとわかった3年後。私はもう、本当に在った自分がわからなくなっていた。
(ID:f.MTPC)
3 舞衣◆VRkb
そんな私を支えたのは幼なじみでした。私は幼なじみを愛してました、子供ながらに愛してました。
なのに、親が、私と幼なじみが付き合いだして一年後に、私と幼なじみを引き離しました。幼なじみの母親は過保護で、未来の無い人を愛しても駄目だ、芽は小さいうちに摘まなければ…って。
でも私にとって幼なじみは私の光で、どんな形でもいいからいてもらいたかった。それから三年後の去年、偶然道端で幼なじみと再会しました。この三年、私は幼なじみを忘れたことはなかった、ずっと愛してた、だけど彼はもう私を愛してくれない…!他の似ている人を見つけては幼なじみの名前を呼んでしまうくらい愛してるのに伝わらない。
いっそ殺してでも手に入れたいくらいに…


でも気づいたんです。
それは親友に裏切られたときに気づきました。
依存なんかしちゃダメだ。自分が壊れてしまうだけ、前を向いてちゃんと歩きたい。
そのとき支えてくれたY君と、私を裏切った親友が、私に教えてくれたんです。
(ID:f.MTPC)
4 舞衣◆VRkb
あのときの私が願ったのは幼なじみの幸せでした。私を嫌って、幸せになって、他の私よりずっと可愛くて素敵な女の子を愛してねって思ったんです。

なのに誤算でした。彼は、私を愛してくれていました。彼は、自殺を企てた私を止めるために…手 首 を 切 り ま し た 。
誰の所為で?私 が こ の 世 に い た か ら で す。

彼は私に「舞衣が死んだらオレも死ぬ」と言いました。そして私は『自傷』板で応急処置の依頼しました。返事はなかったですが(流れたからいまは知らない、あとから見る)…その後彼はこのサイトのお気に入りを削除するよう言いました。そして、この言葉が、一番痛かった。

「オレの好きなお前は、そんな考えをする人じゃなかったはずだ」

…あなたが愛した「わたし」は、私じゃないよ。本当の私は、空っぽです。あの人の真似をして、止めようと思ったとき、気づきました。

私 は ど ん な 人 だ っ け ?私 は だ れ?

私は春美になれなかった。そして私は麻結子にも戻れなかったんです。私は幼なじみに酷いメールを送り別れを告げました。嘘だらけの中に入った本音。

「私」に気づいて欲しかった。私のせいで死なないで。
(ID:f.MTPC)
5 舞衣◆VRkb
後悔はしなかった。これは私が出した結論だったから。誰かが決めた結論じゃなかったから。

時間軸を私がわからなくなった二年生のときに戻しましょう。
私がわからなくなったころです。イマジナリーフレンドって大抵は自分で妄想して動かしたりしますよね?私の中にいたおばあちゃんはいつしか若い女の子になってたんです。それも自分そっくりな。短髪で、一見おしとやかな女の子でした。

ああ、ちなみに夢が初対面ね。夢でおばあちゃんがいなくなったあの部屋を探し回ってた私は、しゃがみこんで泣き出しました。泣いて泣いて、わたしが「どうしたの?」って聞いたら、彼女は私を睨みつけて言いました。
「どうして、あの人(おばあちゃん)を引き止めなかったの。私はおばあちゃんと一緒にいたいって言ったら、あの人はまだ此処にいたかもしれないのに」
それが、もう一人の私でした。最初はこいつもイマジナリーフレンドだと思ってました。二重人格だと気づいたのは中学生になった少しあと。幼なじみと一回目のさよならをしたあとです。
(ID:f.MTPC)
6 舞衣◆VRkb
さて。一応一つ言いますが私は精神科を受診していないので、もしかしたら気が狂った末に生み出した虚妄かもしれません。でも一応私の中にいる「麻衣」について書いておこう。

高橋麻衣花/年齢不詳(外見的に同い年/女/一人称「私」最近は「僕」/外見は私の髪を耳の少し下まで少々雑に切ってある。性格は普段は猫をかぶってる。敬語が口癖。いつも私を毛嫌いしてるからか、私に関連することになるとすぐにキレる。/精神的に攻めてくる、ドSなんてもんじゃない。夢に出てよく私を刺し殺しにかかる。

記憶は常に共有してるから、入れ替わってる実感はあまりない。なんというか麻衣(「まいか」ってなんか言うのめんどry)と私の間には常に越えられない壁がある感じ。思考が2つに分割してるようなもの。麻衣が出てるときは常に頭がぼんやりしている。でも記憶はもちろんある。
(ID:f.MTPC)
7 舞衣◆VRkb
日常生活の負担は微妙。

よくあるのは
*夜中気がついたら部屋を徘徊
*私自身は何も考えてないし普通に過ごしているのにいきなり涙が出てきて不安になる。
*私がつらくてたまらないたまらないと思っている記憶を引き取る。
ようは、自分の記憶を思い返しても他人ごとにしか感じられなくて何も苦しまない。
*殴られても他人事気分。

最後の2つは違うかな?でも事実です。
(ID:f.MTPC)