わからない

自分が わからない

世界が わからない

世の中は どんな仕組み？

あたしを置いて それでも廻る

首輪の外れた迷い猫

行く先に 光は

失敗は３度目
初めては 高校２年の１月
２度目は 大学３年の10月
そして今朝。

無断欠勤は２度目
職場からの電話
人のいい上司の声
もう何も聞きたくはない
もう何も知りたくはない

４本分の煙草の葉
吐き出したけど 唇はカサカサ

ねぇ 次はどうしようか

あたしの声は届かない

一番届いてほしいときに

誰にも届くことはない

ほら 今だって

ねぇ もう楽にさせてよ

誰を信じればいい？

何を信じればいい？

誰なら 何なら裏切らない？

光がみえない

此処は ひどく寒い

嗚呼 もう

終わりならいいのに

世界が 分からない

壊れそう。

壊しそう。

世界ごと

自分の全部を

こんな世界が辛いなら

いっそのこと壊しましょう


自分ごと

逃げるの やめてみよう

微かに開いた隙間から

光が見えた気がしたから

逃げてたんだ きっとあたし

どんなに小さくてもいい

前に踏み出そう 踏み出してみよう

なんかいいね

もう迷い猫じゃないじゃん
光の射すほうに進んでゆきなよ

嗚呼

あの日のあたしは何だったんだ

死にたい。

消えたい。

誰か

あたしを楽にして。

今夜奪う予定の魂を

誰かのものと取り替えて

ねぇ 神様

お願いします