自傷して、人生の半分以上経った

爪の周りの皮剥きから始まり、指先を切り血を搾る、ピアス、刺青、ドラッグ、整形、性器拡張、頭皮のかさぶたはがし…
自傷を始めた頃は、自傷なんて思いもしなかった。むしろそんな言葉すら、知りませんでした。

俗に言うACです。ネグレクトの親に生まれた、ネグレクト。
いじめ、家庭環境、育児…
ストレスがあると自覚していた時もあり、家出からドラッグに堕ち、鬱、引きこもりを経験しました。
今はドラッグを絶ち、社会復帰して、仕事も親や子供との関係も順調。毎日楽しいし、やっと生まれて良かったと、また自分に生まれたいと思う様になりました。
でも、かさぶたはがしと刺青への欲求は止まりません。

現在、刺青を除去しています。
麻酔してもレーザーは痛い。
たまに麻酔なしでも施術して貰うけど、超痛い。でも通う。
本当に消したいのか分かりません。背中だから見えないし、入ってる事すら忘れている位薄い存在なのに。

そして、だんだん薄くなる刺青を見ると、そこに新たな墨を重ねたくなります。

心の拠り所なのか、ただの痛み好きなのか、分かりません。
なんで、好んで痛い思いをしに行くのか、自分でもよく分かりません。
本当に痛いんです、かさぶたもレーザーも。
でも、歯を食い縛り、かさぶたを剥いて達成感を感じているのは、やっぱりストレスなのかなー…