完なり オリジナルBL 攻募集

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1 創作♂
普通の恋R20
開けた都会。
小高い丘からよく見える、あの大豪邸は俺の父親の家。
西園寺家。
日本のみならず世界中に支社がいくつもある。最初は小さな服屋だったらしいが、今では色んな事業に手を出して、色んな仕事をしている。
父は国内外問わずテレビ出演も多く、本人のドラマも作られるくらい1代で築き上げた富と名声も凄まじい。
老いを感じさせず、グローバルな感性を持ち、容姿端麗で気品とユーモアがあって、老若男女労り、料理も上手い、テレビの向こうではいつも優しく笑っている。
誇らしいけど、恨めしい。
一歩外に出れば、俺は貴方を父とは呼ばせてもらえないんだから。

取材禁止の大豪邸。その敷地内に幾つかある別邸。
あの豪邸は本邸。本妻とその子供の住む家。
俺は別邸に暮らす、第四夫人の子。
今時流行らない、一夫多妻制。
食事は家族揃って本宅、十人くらいいる兄姉弟妹とその母親。
父親は忙しいからほとんど居ないけど、本宅も別邸も至る所にカメラが仕込まれ監視されている。
無いのは個人の部屋と風呂とトイレくらい。

そんな異状が当たり前で、広い家は不便とは程遠くて。
父親がいないけれど、母親がいる。それだけで俺はよかった。
よかったのに、母は気づいた時には狂ってあっけなく死んだ。浴びるほど金はあるのに、極々内々に済ませた小さな葬式で終わってしまった。父は来なかった。
第四別邸に残されたのは、俺。
父親の元に来る条件は、母方の親類と縁を切ることだったとどこか遠くで誰かが言った。
母がそうしてまで惚れた男は、テレビの中で笑ってるのに、こんなにも非情だよ。

広すぎる家と、他人の手伝い。
半分しか血の繋がらないきょうだい。
何不自由ない、しあわせだった世界が黒一色に塗りつぶされてしまった。
それなのに、お前はどうして俺のところに来るの?
お前は本宅の人間なのに。
いっそ笑ってくれればいいのに。
それなのに、手を伸ばしてくるから、縋ってしまう。

────

ここまで目を通してくれてありがとう。
ざっとこんな内容なんだけど、タイトルにある通り普通の恋を目標にじっくりやり取りを続けて、互いにかけがえのない存在になれたらいいと思う。
最初こそネガティブなやり取りになりそうだけど、貴Cの存在を支えにして立ち上がる予定。

ただ【普通】の定義って、人それぞれだと思うから貴Cの【普通】で構わない。
傍から見れば、いっそ異常だとしても。
身体から入って快楽を教えるも、心を懐柔する所からでも基本的に其方に合わせるから安心して欲しい
もどかしい関係性も好きだから、そこはお互いに要相談ということで。

【条件】
・成人済み女性
・帯でのやり取り
(部屋分け等して相談等出来れば物語の進展が見込める為/任意で強制ではありません)
・物語重視
・レス関係寛大
(即レス〜3日に1通/寝落ち)
・報連相が出来る
・ロルの流さは〜中文
(長文対応も可/長考傾向の為文字数が上がると同じだけ時間を頂きます)
・打ち切り時=退室
・背後干渉はしない
・リバ〜完左

【応募】
件名…当Cに求める年齢
本文…希望設定(兄or弟、関わりの度合い、呼び方(此方への希望)、【普通】の定義、その他希望要望)、プロフィール、萌萎、接触ロル(当Cが自室の中央で随分前に運ばれてきた食事を泣きながら見つめている所/その他自由設定可)

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