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2 不破アオイ(創作♀)
《大枠》
ここはカサブランカ女子刑務所。コンクリートの高い塀と有刺鉄線に囲われた要塞。
凶悪犯からヤク中まで様々な罪を犯した女が収監されている。
囚人達は刑期中所内で更生プログラムを受け、看守達に生活を管理される。
しかしトラブルは日常茶飯事。
閉鎖的な空間での日常に囚人、看守とも鬱屈した感情を抱いている者も少なくない。
水面下では薬物等の密輸も後を絶たず看守と囚人のいたちごっこの攻防戦が日々繰り広げられ、囚人同士でも日々派閥間のつばぜり合いが起こっている。

【囚人派閥】
カサブランカには現在アマナ派、ムスカリ派２つの囚人派閥が日々軋轢を起こし合っている。
少数だが派閥に所属しない者も存在するらしい。しかしこの無法地帯的な檻に安全と呼べる場所はなく仲間を持たないことはそう容易なことではない。

【囚人】
普段は一般塔で生活をする。
一人に一室ベッドとトイレだけが備え付けられた部屋が与えられる。エントランスは鉄格子で閉ざされているが個室に鍵はなく自由に行き来可能。

>トップドック
絶対的な影響力で囚人達をまとめるボス的な存在。
強大なカリスマ性で自然発生的に君臨することもあれば、看守が扱いやすい囚人に特例的権限を無理矢理与えて仕立て上げることもある。
看守にとってのトップドッグはいてくれた方が仕事が減る面もある。
囚人を猿山の猿に例えるならボスさえ押さえれば群れの統率を取ることができることが理由としては大きい。
しかし一声で暴動を起こせたり他の囚人に与える影響も大きいことから取引には注意を要し、動向には常に気を使う必要がある。
ただし、職員の役職ほど保証された立場ではない。
囚人達の派閥闘争や看守の干渉など様々な要因によって奪い取られることもある立場。

※人間関係があまりに平穏にまとまってきてしまったらマンネリと判断して管理の一貫で募り直して変更することもある。
トップドックを希望するのに量刑の重軽や腕っ節の強さは関係なし。

>ケアワーカー
囚人、看守共に信頼のある模範囚の中から看守が選定した囚人達の世話係。
必要とされる理由は、看守は厳密には囚人達と生活しているわけではないため。
内輪的な問題にはどうしても後手になるため、喧嘩や抗争が起きそうなとき報告などを求めることがある。
また生活態度の悪い者を同じ囚人の立場から諭したり正したりすることも求められる。
見返りは交渉次第。

【看守】
囚人の生活管理から問題発生時の身体検査、個室の強制捜査権などをもち所内警備など各種業務を受け持つ。
公務員ではあるが体力面が非常に重要であり体育会系的な縦割りの人間関係により理不尽なシゴキ等も存在する。
閉鎖的な空間での勤務に気を病む者も少なくない。そういったストレスや、単なる損得勘定、暇潰しなど個々様々な理由で看守の中にも秘密裏に囚人と取引をしたりする者も存在するらしい。
また直接量刑に働きかけることはできないが、囚人の生活態度について監督、報告義務を負うため仮釈放を餌にしたり、逆に奪ったり、外部からの面会をある程度コントロールしたりできる。
2016/8/21(日)17:33
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