22 無名さん
(梅雨が降らした雨の為グラウンドが使用出来なくなり顧問の急用も重なったという事で急遽休みとなった放課後の時間、文化部の友人を冷やかしたりしながら暢気に校舎内を練り歩いていたのが運の付き。大荷物を抱えた教師に掛けられた声から逃げる事が出来ず預けられたのは段ボール一箱に入れられたファイルで、腕に沈み込む重量に眉の端を垂らすも教師は荷物の配達先を告げれば颯爽とその場から逃げて行き返却も叶わず。溜息を漏らすも立ち竦んで居たところで腕の負担が軽くなる筈はなく、足先向けた階段を上り進むのは進路指導室への道程。程なく辿り着いた部屋の前で止まり、両手が塞がっているため行儀悪くも足で扉を開けようとするが上手くいかず暫し苦戦し/↑)あー…もうちょっと…っ。
(窓の外に延々と降る雨をぼんやりと見ている間に耳に入ってきたのは授業終了の鐘の音。眠気からか少々重い瞼を指で擦り荷物を纏め向かった先は部活の為部員がちらほらと集まり始めた音楽室で―。肩にかけていた鞄を近くの椅子に置き最近購入したベースを手に取るとチューニングをし、その後今練習している楽曲の楽譜を探そうと鞄に手を伸ばしゴソゴソと探し始めるも目当ての物が見つからず、今までの行動を振り返ることで楽譜の居場所を突き止めようとして。記憶から導き出された場所は自室か教室の机であり、まずは机を調べようと教室に向かって歩を進めていた眼前には段ボールを持ち進路指導室前にて扉を開けようとしている男子生徒がおり、一瞬考えるもすぐに察したのか小走りで向かって扉を開けて/↑)大丈夫ー?
(窓の外に延々と降る雨をぼんやりと見ている間に耳に入ってきたのは授業終了の鐘の音。眠気からか少々重い瞼を指で擦り荷物を纏め向かった先は部活の為部員がちらほらと集まり始めた音楽室で―。肩にかけていた鞄を近くの椅子に置き最近購入したベースを手に取るとチューニングをし、その後今練習している楽曲の楽譜を探そうと鞄に手を伸ばしゴソゴソと探し始めるも目当ての物が見つからず、今までの行動を振り返ることで楽譜の居場所を突き止めようとして。記憶から導き出された場所は自室か教室の机であり、まずは机を調べようと教室に向かって歩を進めていた眼前には段ボールを持ち進路指導室前にて扉を開けようとしている男子生徒がおり、一瞬考えるもすぐに察したのか小走りで向かって扉を開けて/↑)大丈夫ー?