42 無名さん
(アーケード内のスーパーの豚肉特売タイムセール目当てに態態少しの遠出をしたというのに、結局主婦に圧倒されて目当ての物は手に入らずその上通り雨に降られては、不信心者ながらに日頃の行いを悔いもする。帰るためだけに傘を買う事は憚られ、雨足(助詞抜き)弱まったら多少無理をしてでも強行軍(軍?)に及ぶべきか否か屋根の下で人混みに紛れて口を半開きにに(見直し要)してほうけた顔で空模様を伺(変換間違い)いながら、濡れて帰る良い黒田とどこかの店先から傘を拝借しようと提案する悪い黒田と雨が止むまで待つ黒田家康による脳内三者(※二者)会議が開催されていた。右手にぶら下げたビニール袋の中の特売品が買えなかった腹いせに買ったアイスの存在を思えば、拮抗していた会議が良い黒田と悪い黒田との一騎打ち。(そもそも一騎打ち)脳内会議の盛り上がり(盛り上がってない)も佳境へと差し掛かるが、突如として会議を中断し(正:中断させ)現実へと己の意識を引っ張り戻したのは級友の可愛い悪戯心からの急所攻撃。不意の事に大きく間抜けた声を上げ可決しかけた脳内会議の内容まで大声で漏れるものだから、雨宿りを強いられ苛立つ衆目を一身に集めてしまう。両手で口に蓋をして(荷物あり、片手でおk)、背後をじろりと睨めつけ、容疑者の少年に軽いジャブの力加減で肩パン仕掛け。笑いと怒りの間のような表情を浮かべながら喉の奥で噛み殺したような小声でまくし立て。熱しやすく冷めやすい鉄のような頭を(用法ミス)、ふうと一息漏らして落ち着かせれば今度は相手の顔をじろじろと見て/↑)アーーーッごめ、ごめんなさいまだ何も盗ってません!......宇佐美、テメェ...、いきなり何すんだよ鼻から昼食った焼きそば出るかと思ったじゃねえかよ、.........お前も今帰りか。