6 無名さん
雪解けの雫石が空から零れ落ちて
道路の片隅に生まれた命潤す

私だけ取り残したままで
春風は扉をそっと開け放った

去年なくした恋 氷の中閉じ込めて
壊れないで欲しいと抱きしめて眠る
心は寒いままで それでいいと望んでも
止められない時間は明日を連れてくる…