1 ERWIN SMITH

27日が記念日の孤高の鳥へ

もうすぐ15回目になるね、リヴァイ。
ここを消してしまってからというもの、罪滅ぼしのつもりなのか、先月も、そして今月も、私に贈り物を届けてくれる。

今月は、27日まで読むな、という「ケイコク」付きの手紙と一緒に、今日届いた。
思わず笑ってしまったが…。
警告に従うことにするよ。


前にも言ったが、リヴァイがここの書き込みを消してしまったことに気づいた時は随分と衝撃を受けたものだし、同時に悲しくもあった。
気にすることなどないと、そう思うような理由だったが、そうさせてしまった責任の一端が、私にあるということも理解している。

リヴァイ、もう負い目を感じなくてもいいんだよ。
私は変わらずにお前を想っているのだから。


あれ以来、リヴァイがここを覗いてくれているのかはわからないが、いつかリヴァイが気まぐれにここを訪れて、見つけてくれますように…。

ERWIN SMITH
34 ERWIN SMITH
47回目の記念日だな。
嫌な季節になってきた。
リヴァイの寝相は毎晩なかなかだぞ。その頭を撫で回すと、翌朝頭が面白いことになっていてね。
あれは楽しくてやめられんな。

リヴァイは犬が怖いらしい…。
小さい頃に追い掛け回されでもしたのだろうか…。
昨日も大きな犬を見掛けて………。
まぁ、リヴァイはとても可愛いということは、昔からわかっているからね。

また一月、よろしく頼むよ。
47回目の記念日に、愛を込めて。

ERWIN SMITH
35 ERWIN SMITH
48回目の記念日…。
なんとか間に合ったが…。

そうか、もう4年になるのか。本当に早いものだな。
何やら色々と恩を感じているようだが…、私はできることしかしていないよ。
できないものは無理だとそう伝えてもいるしね。
そうして2人で4年、過ごしてきただろう?
勿論、これからもそうして過ごしていくのだろうしね。

あっという間に月日は流れるが、その1つ1つを大切にしていきたいと思うのは、今も昔も変わらない。
そう思うよ。

48回目……、4年目の記念日に、変わらぬ愛を込めて…。

ERWIN SMITH
36 ERWIN SMITH
49回目の記念日になる。
ついこの間、年が明けたかと思ったら、もう8月も終わってしまうのだね。
早いもので驚いている。
リヴァイは相変わらず私の傍にいてくれる。
そのことには感謝ばかりだ。

周りでは、流感が収まらないまま、むしろどんどん自分の身に迫って来るような感覚に、驚きと恐れとを感じながら今日も執務をしている。

リヴァイの身を案じてもいる。
ここまできてしまうと、もう他人事では済まされないからね。

また月がかわり、次の記念日を共に迎えられるようにと、そう切に願っている。

49回目の記念日に、愛と感謝を込めて…。


ERWIN SMITH
37 ERWIN SMITH
50回目の記念すべき記念日だ。

やはり早いもので、暑かったと思ったらもう涼しくなってきたな。
嵐の季節でもある。
一昨年だったか…確かにこの時期に嵐で酷い目に遭ったような記憶が…。
その時も私リヴァイはここにこうしていたのだと、そう考えるとなかなかなすごいことなのかもしれんな。

いや、私達などまだまだかもしれんが…。

それでももう50ヶ月…4年も共にいるのだからね。


来年もまた、同じ季節を共に過ごせることを願っているよ、リヴァイ。

50回目の記念日に愛を込めて…。

ERWIN SMITH