1 リヴァイ

五ヶ月と五日。

同居したら、家事の分担は勿論、花壇の世話も手伝いますと言ったお前へ。
その言葉が思いの外嬉しく…泣きそうになったいい大人より。

この寒さに耐え、また一輪、花が開いた。
花弁は小さいが、力強い彼等のように俺も…在りたいものだ。
しかし、矛盾している。
お前の隣で揺るぎ無く強くと思うすぐ傍から、
ちっぽけで、お前に守られる存在になりたいと思うのだから。
事実…どちらも本心だよ。

この矛盾ごと…愛してくれないか。
倍以上の愛で返すことを、誓うので。
9 リヴァイ
一年と三ヶ月、共に居てくれて有難う。
結局、眠れなくて手紙を書き出したと知ったら…お前は先ず、祝ってくれるだろうか、それともいつもの小言が出るかな。

おやすみ、俺のかわいい、お前へ。
10 エレン・イェーガー
行きすぎた心配性から、可愛いリヴァイさんへ。

一年三ヶ月もの間、共にいてくれてありがとうございます。
体調を崩しやすいのが心配で、小言ばかりが多くなってしまいましたね。
オレの愛情は重たいですか?…そんなことないですよね、あなたは甘えん坊なんですから。

早く元気になるように、祈りと愛を込めて。
11 リヴァイ
一年と四ヶ月を目前にして。
出逢った頃の二人を振り返り…密かに口元をゆるめたりしていた。若かったよなぁ。…お前は今も若ぇが。貪るように愛された甘ったるい日々は、変わらずに大切なものだ。
そうして積み上げてきた思い出を抱え、惜しみ無く感謝し、また明日からも。
よろしく、エレン。
12 エレン・イェーガー
一年と四ヶ月、時間が経つのは早いですね。
いつも本当にありがとうございます。

二人で過ごす二度目の秋、去年よりも楽しい嬉しいが増えそうです。
若いのはオレよりリヴァイさんですよ?可愛くて可愛くて、目にいれたいぐらいなんですから。

今日は大事な日なのに待たせてしまってごめんなさい。今度こそヘマをしないと誓って。
好き好き大好き、愛してます。