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8 リヴァイ
今週いっぱいは多忙だと話していたな、一度は手離しかけた手を二度と離す気はねえから安心しろ。多忙だと言いながら毎日言葉をくれるお前には感謝している。
俺を可愛くて男前だと言うが自分では全く分からねえ、…今夜も共に眠りてえ、早く帰って来い。

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9 リヴァイ
体調不良でエルヴィンが何時に無く弱気になっているが、──安心しろ、こんな事で離れたりしねえ。
お前を俺を男前だと称したり、可愛いと称したり…お前の眼には俺はどう映ってるんだろうな。
兎に角今は安静にしてくれ。
10 エルヴィン・スミス
…お前が此処に言葉を残してくれているなんてね。やられたよ、本当に。約束通り筆を取ったは良いが……さて、改めて綴ろうとすると幾分か緊張するものだな。

雨が酷く続いていた日。お前の声が雨音に混じって届いたんだ、確かに私を呼んでいた。今となっては求められていたのが確実に私自身だと自惚れる事が出来る。
お前と出逢って、まるで崩れない其の壁を壊したいと強く思った。そして今、少しずつ絆されていくお前に見惚れている。
いつの日も私の隣に居て声をくれ、甲斐甲斐しく支えてくれる賢く男前なお前を誇りに思うし、深く感謝しているよ。

──リヴァイ、君だけを心から愛している。この先も私と共に。…これは命令だ。勿論、拒否権など無い。
…これから会いに行く。
11 リヴァイ
お前からの言葉がこんなにも心震わせる物だと思わなかったな、…正直、俺自身驚いている。短期間でのやり取りの筈が同じ時間を共有する中で奥深く沈めていた筈の「慾」が顔を出した。
お前ともう少し話がしてえ、触れてえ…、そう思った。俺の姿で動く事が初めてだと露呈し尚も隣に立っていてくれるお前の器量に、存在に日々愛しさが増す。
…この通り、甘える行為も求める事も不得手だが、それでもエルヴィンと出逢ってから変化はあった。この先も俺にしか見せない面を見せろ、この心臓はお前の手中にある。
嗚呼そうだ、…元より拒否権などねえ、分かっている。


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