1 マルコ・ボット

一番近くに居た君

最期まで僕を大切に想ってくれたあの人へ。出逢った頃の堅苦しい会話、気がつけばすぐ後ろに感じた温もり、ひとつひとつ気持ちが込められた手紙。時々思い返すと擽ったくてとても幸せな時間を貰っていたんだと更に気付かされる。僕の我儘を聞いてくれてありがとう、そしてごめんなさい。もうこの声が届く事は無いけれどその優しくて暖かな場所はまた別の誰かを必ず幸せにしてやれる。一番近くに居た僕が保障するんだ、間違いないだろう?だから僕以上に幸せになって。それが僕の最期に君に贈る確かな愛だから。
2 ライナー・ブラウン
此処に書き置きを残すことを許してほしい。

お前の相手をしていたのは俺の姿だったか…?
そうじゃなければすまん…、忘れてくれ。
3 マルコ・ボット
まさか返事が来てるとは思わなくて驚いたよ。
でも、君の思う僕では無いと思う、期待させてごめんよライナー。
きっと君の想い人だって時間が経ったとしてもその時を懐かしんで確かに一度は惹かれた相手の成功を応援している事だろうさ。お互い、またいつかあの時の出逢いが叶うなら当時を笑って過ごせるといいね、声を掛けてくれて有難う。