1 エルヴィン・スミス

執務に追われる毎日で、私はお前のことを気に掛けてやれる余裕を失くしてしまった。
私はいつもそうだ。結局、毎日の挨拶や天候のこと、食堂について話していると癒しがある反面、疲れてしまう。会いたいときに会えるのがいい。話したいときに話せるのがいい。縛りが出た途端、離れたくなってしまうんだ。近過ぎるが故に。
ただ、私も人だ。情はある。どうしたものかな。