1 エレン・イェーガー

無題

きちんと閉じ忘れてしまった障子の隙間。俺の背中から空へと伸びてしまったあなたの手に俺の手を重ねたい。
あなたの体温のような朝日の代わりに、今ではもうよそよそしい隙間風が俺の髪ばかりを撫でていきます。
今朝はあなたの背広を抱いて、もう少し眠りましょう。