1 ジャン・キルシュタイン

馬鹿みてぇだよな。

自責の念しか残んねぇよ、クソ。
知りたいと思う事がダメだと思った。アンタの言葉を良く見もしねぇまま、保身に走っちまった自分を殴り倒してえ。

原因は俺がクソガキを卒業出来てなかったからだ。単純だよな。
結局、アンタに渡せた物といえば負担の二文字だけだ。こんな未熟な野郎を相手してくれてありがとよ。

死に急ぎ野郎の代わりに。
5 リヴァイ
この時にちゃんと離れてりゃ、……ここまでお前を傷付ける事も無かっただろう。

愛してやれなくて、悪かった。


大切な、お前へ。
6 エレン・イェーガー
俺は何も後悔してませんよ。
ただ一つだけ悔いがあるとすれば、貴方に負わせた物があるかも知れないという自惚れだけです。

謝罪も何も要りません。無感情で良い。
いつまでも貴方が、貴方である様に。


貴方が手を伸ばせばいつだって、俺は…。

否……さようなら、リヴァイさん。
7 リヴァイ
ああ、……泣けるんだな、俺も
…………全部嘘。それで、いい。


誰よりも、幸せに。
8 エレン・イェーガー
再び此処を見たならば返信は不要です。


優しい、優しいリヴァイさん。
愛してやまないリヴァイさん。愛しい人。

俺は貴方が幸せになる為の選択肢の一つで在れば良いと思っています。選ばれずとも、何も残らずとも構いません。
俺がそうしたいから、ずっと変わらずに貴方の居場所で在り続ける。

いつでも来て良い場所。
いつまでも来なくたって良い場所。

貴方の理想通りの叶え方じゃ無いでしょうけど、これが俺の一番の幸せであり最善なんです。許してくださいね。

貴方にも幸福になる権利はある。
素直に、貪欲になっても良い。
過去を無かった事にする義務も無い。
貴方がそういう物を気にしないで、確実な幸せを選ぶ事が俺の幸せであり、切なる願いです。

信じてますよ。ずっと。