1 エレン・イェーガー

重い想い

準備しておこうと思います。

大好きも…愛してるも、言われなくなる、いつかの為に。

心の準備だけです。
勿論、浮気なんかしません。
絶対。

だって、そんな事をしたら、別れが早くなるだけだから。
貴方に、別れる、と言うきっかけを与えてしまうだけでしょう?

オレ、案外狡いんです。


貴方と離れたくないから。
4 エレン・イェーガー
こうやって、少しずつ、貴方から何かを祝ってくれる事は無くなっていくんでしょうね。

初めはあんなに熱心に、記念の日に感謝を述べあっていたのに。
5 エレン・イェーガー
柄にもなく、記念の日に用意した手紙は、ひっそり処分します。

もうそろそろ、別れを告げられそうだから。

オレが、まだ貴方を想ってるって知ったら、貴方はきっと、可哀相になって、言い出し辛くなるでしょうから。

…大丈夫。
貴方と別れても、オレは傷付いたりしませんから、言ってもらって構いません。

何時までも、貴方をオレに縛り付けてる方が、ずっと、申し訳なくて、辛いです。
6 エレン・イェーガー
あれは、貴方でしょうか?
…書く文字の癖が貴方の物とよく似てる。

どちらかが、貴方なんでしょうか?
あるいは両方?

前者なら、つい、オレの都合のいい方を貴方の残した物だと思いたい。
貴方だけじゃないと伝えたい。
オレの望まない方なら…、大丈夫だと、貴方と離れてもオレはやっていけると、受け入れてみせる。

後者なら、まだ、やり直せるんじゃないかと、期待してしまう。

学習能力がない。
期待は、しちゃ駄目なのにな…。

ねえ、あれは、貴方ですか?

なんて…、聞けたら、どんなにいいだろう。
7 削除済