1 リヴァイ

無題

もう期待するのは馬鹿らしいと考える端でそんな下らん思考に陥りそうになる自分を蹴飛ばしちまいたくなる。
てめぇでてめぇの尻を蹴っ飛ばそうと追い掛け回す姿を思い浮かべながら、自分の尾を追って同じ所をぐるぐると回る犬っころが浮かんだ。つくづく馬鹿らしい。

諦めれば終わると分かっていても、途方もない道の先が眩しくて今だけは目を伏せてしまう。
そうだ、眩しい。幸せだとか愛情だとか、「ずっと」、全てが痛い程に目映くて焼き切れそうになる。

言葉が好きで、それを追って生きてきたが何より一番愛した物がよく刺さるし、一番痛ぇ。