最後に思い出した、(半)

君の名前。
可笑しな話だ、もうあの男は消えたのに私の心臓は鷲掴まれた儘。何処かに持っていけるというなら持っていきたいし棄てたいものだね。要らないと。
捨てる前に君達にしてあげられる事が有るだろうかとこうして這い出てみたんだ。君の普段言わない話や言えない話を聞く事、雑談に応じる事、抱き締めて宥めてあげる事。君は何が欲しかったか言って御覧。私の方は苦手な事は浮気に巻き込まれる事諸々不必要な苛立ちの要因に巻き込まれる事と会話が成り立たない事だ。それ以外なら暈しが無くても気さくなやり取りでも構わないよ。
そうだな、私は一個だけ望むなら…来た者に教えてあげよう。
裏に雪崩れ込む気は無いが、私達の属性は右側だ。
他にリヴァイとクリスタ・レンズが控えている。君の姿は男子なら男子、女子なら女子で頼もう。
では、私は削除までは待つよ。